ジャワ舞踊の衣装(1)
少しずつ、ジャワ舞踊の衣装に関しても書いていきたいなと思います。いざ書こうと思うと、知らないことがいっぱい。でもそれに気づくだけでも嬉しいです。これから、色々、調べていけばいいわけですから。さて、気をとりなおしていきます。
昨夜、ジャワ舞踊の衣装の一部をチェックしました。来月、東京で7人で踊る舞踊のための衣装の上着。一昨年の暮れ、この舞踊の公演を見越して、友人と4着ずつ同じ衣装を作りました。やっと日の目が見れそうです。今日から東京へ行くので、その一部を持っていこうとチェックしていたわけです。
ジャワ舞踊の衣装は様々な種類がありますが、来月着る衣装はこんな感じです。
後ろ側はこんな感じ
ちなみに生地はビロードです。裏地は綿かな。そこに、細かいビーズやスパンコールで飾りが縫い付けてあります。
細かいですね。もちろん、すべて手仕事です。
あれ、でも、セットの衣装なのに、柄に違いがあることに気づいてしまった。
違い分かりましたか?
ジャワではこういうことが普通にあるので、特に驚きでもなく、まあ、しょうがないかという感じです。注意してみなければわからない程度ですしね。舞台ではわからないでしょう。
ちなみに、ビーズで縫われた柄は、いろんな種類がありますが、私はけっこうこの柄が好きで、何枚も持っています。そのうち、違う柄のものもご紹介しますね。
また、ビーズで縫われた模様の部分が、ビーズではなくて金糸のものもあります。金糸を使うと値段が跳ね上がるので、私は一枚しか持っていませんが、また、その衣装を出したときにでも、ご紹介します。
ジャワでは、今、経済成長率が、日本の高度経済成長期と同じぐらいの年8%ほどあるので、ものの値段はどんどん上がっていきます。この衣装でも、10年ほど前の3倍ぐらいするかも。値段はご想像にお任せします。
これだけでは、着た時のイメージがわきませんね。ですので、数年前に、私がマンクヌガラン王宮で踊らせていただいた時の写真をアップしますね。踊り終わった後のものです。
私がどこか分かりますか?ちなみに私以外はみんなジャワの方です。
ちなみに私はこれです。↓
この舞踊を王宮の大プンドポで踊らせていただけて、とても光栄でした。ついでに、踊っている様子は以下です。↓
ここで少し宣伝を。マンクヌガラン王家の許可を頂きまして、この舞踊を、東京で7月と11月に公演します。踊り手は全てジャワで研鑽を積んできた日本人です。7月16日(月祝)は16時~17時、靖国神社のみたままつりで奉納させていただきます。11月は18日(日)に北区の北とぴあ、つつじホールにて、生演奏で公演させていただきます。この時は、ジャワからゲストの踊り手さんもいらっしゃいます。11月の方はまた近くなりましたら、お知らせさせていただきますね。興味のある方はご予定しておいていただけると嬉しいです。
この記事がどなたかの役に立てば幸いです。
また、私のブログが、日本と異文化との架け橋になれば、幸いです。
読んでくださってありがとうございました。
あなたにとって素敵な一日となりますように。
<今日の植物(庭の植物シリーズ)>