蛍と朴葉寿司
土曜日の夜、祖母の家からの帰り道に、蛍を見に行きました。祖母の家の近くに、蛍で有名なスポットがあるのです。ちょうど雨も上がったし、見えると良いなぁという感じで行きました。
実は、叔母も誘ったのですが、叔母は「私の子供の頃は、この辺りはいくらでも蛍がいたから、蛍には興味ない」と、言うのです。子供の頃、いくらでも蛍が見れたなんて羨ましい。私は、子供のころから、山に行ったり、どこかに出掛けていかないと、蛍なんて見れる環境ではなかったので。蛍が好む環境が少なくなっているのですね…。やはり、人間は便利を追求しすぎて、他の生き物と共生するのが難しくなっているのですかね。今後、もっと、自然と共生できるような世の中になればよいなと思います。
また、人間は当たり前にあるものは、興味も、ありがたみもないんだなぁと思いました。まるで、空気や水、近くにいる人々のようにですね。当たり前にあるものにも、ありがたいと感謝して、意識していたいなぁと、改めて感じました。でも、まあ、どうでも、どちらでもよいことなんですけどね。
なんだか、話がずれてしまいました。
さて、蛍は、数年前に見に来た時は、まさに蛍の光の乱舞という感じで、感動したのですが、今回はどうだったのでしょう。
夜9時過ぎに、真っ暗な田舎道を妹と車で走り、適当なところで駐車して、歩き始めました。駐車してある車が少ないのでちょっと不安でした。
真っ暗な中を豆懐中電灯を照らして、女性二人で歩くのは、ちょっと怖いですね…。怖いと思わなくても良いような世界だと良いのですけど…。道中、月がとても神秘的でした。
そして、川沿いに来ると、緑がかった蛍の光がちらちらと舞い始めました。以前、橋の上からとてもきれいに見えたので、橋を目指して歩きます。
7~8分歩いて橋につきました。残念なことに、前回のように乱舞というわけにはいかず、ちらほらという感じ。でも、小さな光が、ゆっくり点滅しながら移動していくのは、とても落ち着く、癒される光景でした。
ほとんど見えないですが、写真をアップしますね。
歩いて車まで戻る途中、川沿いにずっと、蛍がちらちらと見え、ゆったりと移動していて、素敵でした。乱舞も良いけれども、ちらちらというのも趣があります。
突然話は変わりますが、祖母の田舎の辺りは、朴葉寿司が有名。大きな朴葉に包まれています。祖母にいつもよくしてくださる近所の方が作ってきてくださったので、紹介しますね!
こんな風に、タッパーに入れてたくさん持って来てくれました。
早速いただきます。まだ暖かいです。出来立て!朴葉の良い香りがします。
開いてみると、こんな感じ。
すし飯にサケが入っているだけのシンプルなもの。でもおいしい!去年、いろんな具の入った、お祭りで買ってきた朴葉寿司をいただいたのですが、このシンプルなものの方がおいしい!心がこもっているからですかね。素材を生かして、シンプルでもおいしいものって、最高だと思います。
そんなこんなで、つかの間の田舎を満喫しました。
やっぱり、田舎ってよいなぁ。私が踊りをやっていなかったら、田舎暮らしを選んでいたと思います。踊りながらでも田舎暮らしは可能なんだろうけど、やはり、まだ縁がないのかな。
読んでくださってありがとうございました。
あなたにとって素晴らしい一日となりますように。
<今日の植物(庭の植物シリーズ)>