香りの舞い ~流れる水のように 燃える火のように 静かな大地のように 自由な風のように~

ジャワ舞踊やガムラン音楽に関すること、日々の気付きや学び、海外生活で見聞したこと、大好きな植物や動物に関してなどを、私が感じたことを気ままに、ゆるゆると書いていきます

ジャワでの街中の交通事情

いつも読んでくださってありがとうございます。

 

今日は、8月にジャワに滞在した時の記録の続きです。

実は、昨年の12月にもスラカルタに滞在していて、その時にもびっくりしたのですが、今回はさらに、いろいろ便利になっていました。

 

それは、GO-JEKやGrabといった、スマホのアプリを使った配車サービスの充実です。世界的には、Uberが有名なのですかね。

もともと、ジャワには、Becakという自転車タクシーと、Ojekと呼ばれるバイクタクシーがありました。便利なのですが、どちらも、値段は交渉して乗る必要があり、その辺りが面倒で、どうしても、外国人だと高めになる傾向がありました。他にも、普通のメータータクシーがありました。でも、タクシーを呼んでも、なかなか来てもらえなかったり、場所の説明をするのが難しかったり、いろいろ不便もありました。そして、ジョグジャカルタでは、法律でタクシーの台数に制限がかかっていたので、混む時間になると、タクシーを捕まえるのは至難の業でした。また、バスやミニバスも走っていましたが、路線は限られていますし、夕方になるとぐっと本数が減り、暗くなるころには走っておらず、なかなか不便でした。

 

でも、ここ数年、GO-JEKやGrabといった、バイクや車の配車サービスが充実してグンと便利になりました。そのバイクや車を運転するのは、登録した一般人。彼らの仕事にもなりますし、使う方も便利でとても良いです。スラカルタでは、一昨年の暮れに行ったときはまだ見なかったと思うのですが、去年の暮れに行ったときは、もう、どちらを向いても、GO-JEKのジャケットを着たバイクドライバーを見かけるぐらいになっていました。ジョグジャカルタでは、スラカルタよりも先行して始められていましたけれども。そして、この夏に行ったときは、昨年暮れには、まだスラカルタには進出していなかったGrabも進出していました。

まず、助かるのは、とにかく安いこと。そして、アプリ上の地図で、乗る地点と降りる地点を入れるので、言葉での場所の説明が不要なこと。また、サービスを頼む時点で、距離に応じて、料金がわかっていることです。そして、たくさんのドライバーがいるので、待ち時間がとても短い。そして、バイクの配車サービスでも、ずっと、アプリ上 の地図で、どこを走っているのかわかるので、どこかに連れていかれるのではないかという不安があまりないです。

また、私は使っていませんが、食べ物のデリバリーもしてくれますし、お使いにも行ってくれるようです。

また、お金はアプリにチャージしておけるので、キャッシュレスでも使えますし、たくさんのクーポンがついてきて、無料で何回も乗れたこともあります。また、そのアプリから、携帯電話のプリペイドにチャージできたり、様々な料金の支払いに使えたり、本当に便利です。

 

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「GO-JEKのジャケット。バイクの後ろに乗っている時に撮影」photo by Kaori

 

日本でもこれほど便利になればよいのですが、日本ではいろいろ難しいのでしょうね。

 

ちなみに、ジャワでも、以前、タクシー会社ともめていたと聞きましたが、今回、スラカルタに滞在中にGO-CAR(GO-JEKの車の配車サービス)を使うと、2回に1回はタクシーがやって来てびっくりしました。どうも、GO-CARの配車の半分は、タクシーにすることになったようです。それでも、タクシーよりかなり安い値段で乗れるので、とても助かります。

また、料金は安いので、直接的に、ドライバーの儲けにはあまりなっていないと聞きましたが、ドライバーはポイントをためるのを目的にやっていると、プロの運転手である私の友人から聞きました。よく意味が分からなかったのですが、ポイントをたくさん集めると、会社からお金がもらえるのでしょうかね。どちらにしろ、ジャワでは、職のない人も多いので、こうやって、空いた時間だけでも、稼げる手段が増えるのはとても良いと思います。いろいろ問題はあるでしょうが、こうやって、さっと始められるしなやかさを持ったインドネシアをうらやましく思います。

 

 

読んでくださってありがとうございました。

あなたにとって素敵な一日となりますように。