香りの舞い ~流れる水のように 燃える火のように 静かな大地のように 自由な風のように~

ジャワ舞踊やガムラン音楽に関すること、日々の気付きや学び、海外生活で見聞したこと、大好きな植物や動物に関してなどを、私が感じたことを気ままに、ゆるゆると書いていきます

お初天神夏祭

暑い日が続きますね。いかがお過ごしでしょうか?

 

ここのところ、なんやかんやで忙しく、ブログの更新が遅れております。書きたいことはたくさんあるのですけれどもね。ブログを書くスピードも遅いですし、来月まで怒涛の日々で、なかなか書けずに過ぎていってしまうかもです。まあ、それも縁で、それも良しですね。

でも、こうして、忙しくしていられるのも、様々な面で恵まれているからだなぁと、つくづく感謝です。

 

さて、先週は、振り返ってみれば、お祭り三昧でした。

月曜日の靖国神社みたままつりでの奉納舞、水曜日から金曜日までは、奈良の天河大弁財天社での御造営三十周年記念大祭におり、そのうちの1日は、御神事のお手伝い、そして、週末、大阪で用があったので、土曜日の夜は、友達に誘われて大阪梅田のお初天神露天神社)の例大祭(夏祭)へ。それぞれ趣の違うお祭でした。

 

みたままつりのことも、天河大弁財天社でのことも、まだ書きたいことがあるのですが、それは別の機会にして、今日はお初天神での夏祭について書きますね。

エネルギッシュで、とにかく、踊りだしたいくらい、楽しかったです。楽しすぎて、なかなか帰れず、結局、夜11時過ぎまでいました。

私は、なんの前知識もなく行ったのですが、今、調べてみると、ウェブサイトには次のように書かれていました。

 

<引用>

例大祭(夏祭)

7月第3金・土曜日

キタのど真ん中で獅子・傘踊り・役太鼓が舞う!
宵宮は午後7時頃から、地車囃子が拝殿横の特設舞台で始まる。しばらくすると舞獅子、傘踊りが入り、役太鼓の宵宮打ちが披露される。本宮と装束が少し違うのにも注目。
本宮は午前10時30分から神事が行われ、12時から役太鼓・舞獅子・地車囃子が御祓いを受け宮出する。
まず赤い烏帽子姿の6人の打ち子が乗る役太鼓が出発する。阪神百貨店前、ハービス大阪、大阪駅前、お初天神通りなど繁華街からビジネス街の氏地を8時間かけて巡行する。
少し遅れて舞獅子・お囃子・傘踊りの一団が出発。こちらは地下街も巡行する。子供や女の子が中心で華やかだ。
10時過ぎ、舞獅子と傘踊りが宮入し、お囃子隊の笛、地車囃子の鉦・太鼓が「大阪名物夏祭り おたやんこけても鼻打たん」の囃し唄が一つに溶け合ってお祭りは最高潮に。毎年7月第3日曜に近い2日間行われる。

<引用終わり>

http://www.tuyutenjin.com/sp/schedule.html

 

私が見たのは土曜日の夜だけでしたけど、この暑い中、一日中、巡行していたのですね。夕方、梅田周辺で、何度か遭遇したり、音が遠くから聞こえてきたりしましたが、一日中巡っていたとは驚きです。

 

今年は巡行が少し遅れ気味に進行していたということですが、8時半過ぎに、役太鼓が、鳥居を入ってきました。本当は、すごい迫力で何度も出たり入ったりして、本殿前の参道で回ったりするそうで、観客は危ないから、下がるように言われたのですが、一度入って、鳥居の外まで下がった後、なかなか入ってこないのです。私のいた場所からは、鳥居の外が見えなかったのですが、掛け声だけはずっと続いていました。どうも、車の軸だか車輪だかが、壊れてしまったとのこと。30年使っていて、そんなことは初めてだとか。

実はここ数日、30年というキーワードをよく耳にしていました。天河大弁財天社も御造営三十周年、そして、30年ものの泡盛を、何度か賞味する機会があり。

平成の世も終わることですし、やはり節目の時期なのかなぁと、なんとなく感じました。

 

それは置いておいて、役太鼓の車は、持ち上げて直そうとしたそうですが、あまりうまくいかなかったようで、もう一度だけ、鳥居の中に入って、本殿の前で回転し、そこで、リズムも早くなって盛り上がり、そして、最後は、役太鼓に乗っている赤い烏帽子姿の6人の打ち子が、何度もいろいろな掛け声をかけながら、ゆっくり太鼓を打って終わりました。それだけでも、すごい迫力でした。

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それに続き、傘踊りとお囃子が入ってきました。傘踊りで歌われる「おたやんこけても鼻打たん」。おたやんとは、おたふく、おかめのことのようですね。鼻が低いので、転んでも鼻を打たないという意味のようです。なんだかかわいいです。女の子たちが、傘を持って、歌いながら、かわいらしく舞います。

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そして、舞獅子。ほとんど子供たちだったと思います。獅子は金と銀の頭でした。

獅子は何頭も出ていましたけれども、そのうちの一頭が、前で、扇を持って舞い、そして、その後は剣を抜いて、四方を清めていました。ご神事ですね~。

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そして、地車囃子。これが楽しい。人差し指と中指の2本を突き出して踊るので、蟹のようですけれども、実は、この手は龍を表しているとのこと。

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このお囃子もすごかった!超うまい!すごい迫力で、緩急もあって、ユーモアもあり面白い。

 

そして、踊っている人々。もう、自我が外れてしまっていましたね。踊りそのものになっていたというか。

やっぱり、踊りって祈りであり、同時に、人間の本能そのものなのかもと、感じました。

 

こういうお祭りが、地域にあるというのは、うらやましいです。

 

読んでくださってありがとうございます。

あなたにとって素晴らしい一日となりますように。