いつも読んでくださってありがとうございます。
前回に引き続き、天河神社とその周辺への超特急の旅の続きです。
前回は、天河神社とその周辺での出来事を書きました。
これまで、天河神社では、公共交通機関で行っていました。あのあたりは、交通の便が悪く、天河神社周辺の徒歩圏内を回るのみで、近郊の観光をしたことがありませんでした。今回は、友人の車で行ったので、少し観光をすることができました。
天河神社で心洗われた後、車で洞川温泉の方へ行きました。思っていたより遠くてびっくり。天川村って、とても広いのですね。
洞川温泉辺りの景色の写真を撮り忘れたのですが、狭い道路の両脇に、古い、雰囲気のある建物の旅館やお店が立ち並ぶ、温泉街。なかなか風情がありました。
鍾乳洞を見ようということになり、五代松鍾乳洞へ。名水、ごろごろ水のすぐ近くにあります。ごろごろ水は、私は初めて知ったのですが、自然に湧き出ているカルシウム分を含んだ弱アルカリ性の水(軟水)なのだそう。たくさんの人が、すごい数のボトルや水入れを持って、水を汲みに来ていました。トラックいっぱいという人もざらにいました。万病に効くと信じられているとのこと。私も、少し汲んで飲んでみましたが、おいしい!水をくむための駐車場は有料ですが、水は無料。駐車場に入ると一台ごとの駐車場の脇に蛇口があって、そこで心置きなく汲むことができるシステムになっています。こういう自然の恵みを頂けるのはありがたいですね。
さて、五代松鍾乳洞です。ごだいまつではなく、「ごようまつ」と読むそう。この鍾乳洞を発見された方の名前だそうです。ちょうど、昼頃についたのですが、お昼休みの間は、鍾乳洞に入れないとのこと。そこから、昔風のトロッコ電車に乗って鍾乳洞まで行けるのですが、午後からのトロッコ電車を予約してお昼ご飯を食べに行きました。(もちろん、歩いてでも鍾乳洞までたどり着けますが、かなりの急な坂です。)
この鍾乳洞は、たぶん地元のおじちゃん、おばちゃんが管理していらして、とてもゆるい感じ。まるでジャワのよう。トロッコの時間も、早めてくれたり、鍾乳洞の出入りも、いろんな面でゆる~い感じで管理されています。
それにしても、トロッコ電車には驚きました。
運転手が乗ると、お客さんは4人。でも、脇にちょこんと乗ってしまえば、6人まで乗れるとのこと。料金は、登り300円、下り200円です。ヘルメットをかぶって乗ります。
一本のレールが通っていて、そこをトロッコ電車が登っていきます。
最大斜度34.5度という、かなりの急な坂を電車は登っていきます。ありえない斜度。楽しい~。
周りの景色はこんな感じです。
なんだか素敵な感じですね。おとぎ話のよう。
鍾乳洞の入り口近くで、トロッコ電車を降りました。私たちが午後の最初のお客さんだったので、次のお客さんのために、トロッコ電車を戻さなければならないのですが、エンジンをかけて、だれも乗らずに、自動でトロッコ電車を戻したのにはちょっとびっくりしました。そして、鍾乳洞の入口へ向かいます。ちなみに入場料は400円。
そして、ここが鍾乳洞へ入り口。鍵かかかっていて、トロッコ電車を運転してくれたおじさんが、鍵を開けて案内してくれます。
中に入ると、中は狭くて天井が低いところが、少し続きます。けっこう頭をぶつけたので、ヘルメットをがぶる意味が良く分かりました。けっこうな、探検気分です♪
すぐに、少し広いところに出ます。人の下半身のようにも見える鍾乳石が。
こちらは、まだ一本の柱になっていない鍾乳石。上下がくっつくのに、まだまだ数百年かかりそう。
こんな鍾乳石も
象の顔のような鍾乳石。象の耳と鼻のようにも見えます。
次は、子育観音と名付けられた鍾乳石。子供を抱いている観音様のように見えます。
雲龍の柱と名付けられた鍾乳石
他にも、鍾乳石が続きます。
洞窟の一番奥には、不動明王らしい像が置かれていました。
そして、役行者と名付けられた鍾乳石
そして、洞窟の出口近くには、鷲の大鍾乳石が。
鷲が頭を下にしているように見えますね。天井には翼が広がっているように見えました。
天井には蝙蝠くんもいましたよ。
15~20分ぐらいの探索だったでしょうか。洞窟内は、狭い場所も多く、登りもあり、滑るところもありましたが、冒険気分で楽しめました。出来上がるまで長大な時間のかかる鍾乳石を堪能させていただけて、ラッキーでした!
出たところには、小さなお社が
そして、またトロッコで下まで戻ります。
ちなみに、上のトロッコ駅はこんな感じ。
くだりは、後ろ向きで下るのですが、かなり急なので怖いぐらい。
この日は、夜に大阪でジャワ舞踊練習会の予定だったので、夕方には大阪に戻っていなければならず、五代松鍾乳洞観光の後は、温泉はあきらめて、帰途につくことにしました。でも、帰り道で、以前から興味があった丹生川上神社下社に寄ることに。
道中、洞川温泉辺りでは、道路わきで少し紅葉している場所もありました。
残念ながら、社殿は工事中で良く見えません。
写真では分かりにくいかもしれませんが、上の方まで屋根が続いているのが分かります。変わった造りです。
御由緒です。
この闇龗神さまに興味があったのです。別名高龗神さま。家から一番近いお社に祭られているのが、高龗神さまで、しょっちゅうお参りしています。でも、どんな神さまなのかよくわからなくて。水に関連する神様ということは知っていたのですが。
社殿の前でお参りしました。とても良い雰囲気。古い、奥ゆかしい、雅な雰囲気がしました。
隣にはご神木の欅の木が。
そして、神社内にはこんな木もありましたよ。
社務所で御朱印を頂き、対応してくださった若い方に、いろいろお話を伺いました。
まず、丹生は「にう」と読むのだそう。初めて知りました。丹生川上神社には、上社、中社、下社がありますが、実は下社が一番古く、白鳳年間に作られたのだそう。応仁の乱の時のごたごたで、一時期どこにあるのは分からなくなったそうですが、その後、発見されて、今に至るらしいです。水の神様が祭られていますね。それで、境内には、黒い馬と白い馬が飼われていました。両方とも雄でした。黒い馬は雨を降らせ、白い馬は雨を止めるのだそう。6年ほど前に、600年ぶりにこの神社で馬を飼い始めたそうです。そういえば、うちの近所の高龗社でも、昭和の初めごろまでは、飾りをつけた馬を社に奉納する行事があったそう。そんなところにも、つながりを感じて興味深かったです。
社務所に、本殿の中の写真がありました。その写真の写真を撮ってみました。
素敵ですね。6月1日の大祭では、一般人でも入れるそう。今工事中の本殿は、来年5月中には完成して、来年6月1日にはお披露目になるそう。また訪問して、本殿を見たいなぁと思います。楽しみです。
丹生川上神社下社を後にして、大阪へ帰途につきました。とても楽しく、充実した、夢のような旅でした。運転して連れて行ってくれた友人に感謝!
帰りに工事渋滞などがあり、結局帰り着いたのはぎりぎり。ふたりで、結構フラフラでジャワ舞踊練習会に行きましたよ。でも、それも楽しです。踊り始めると、また別のエネルギーがわいてくるものですね。
読んでくださってありがとうございました。
あなたにとって素敵な一日となりますように。