入道ヶ岳(椿大神社御神体)登山
いつも読んでくださってありがとうございます。
10月24日、妹と鈴鹿の入道が岳に登ってきました。ここのところ、毎月お参りに行っている椿大神社のご神体とされる山です。涼しくなったら登ろうと、以前から計画していたのですが、その割には、何の準備もせず、前日になって、バタバタと用意する始末。ですので、ルートも決めず、行き当たりばったりの旅でした。
ただ、登山ということで、それなりの装備はしていきましたよ。登山靴を履き、防寒、雨対策もし、お昼ご飯やおやつ、飲み物のほかに、非常食も少し持っていきました。ちなみに、私自身は、富士山や、中国の崋山や衡山、ジャワのムラピ山など、いくつかの山に登ったことがありますが、登山初心者に入ると思います。かなりゆっくり登りました。
朝9時ぐらいに椿大神社から出発して登ろうと前日決めたのですが、朝少し出遅れ、おまけに渋滞にはまり、また、登る前に、いつも行っているお気に入りの小岸大神社へも急いでお参りしたので、椿大神社から出発できたのは10時ごろになりました。
椿大神社へのお参りは下山後にすることにして、ここから左に登っていく道を、神集愛宕社の方へ向かいます。
実は、登山前に写真を撮るのを忘れて、この神集愛宕社の写真は下山後の夕方に撮ったものなのですが、一応載せておきます。
この鳥居の前には、これから登山するらしい50~60代ぐらいの男女の15人ほどのグループが、ガイドらしき人と集まっていましたが、そこを追い抜いていきました。
この神集愛宕社の階段を上がっていくと、北尾根ルートらしいですが、妹が階段は嫌いだというので、ここから左に行く、井戸谷コースを登ることにしました。
コースを歩き始めると、そのすぐ後から、グループの方たちも同じ方向へ。その方向は、井戸谷コースのほかに、二本松コースへも分かれるのですが、結局その方たちも、同じコースを登ってこられました。大勢は、ある意味心強いのですが、後ろから来られると、なんだか、こちらもペースが乱されますね…。離れたり、近づいたりだったので、道も狭いですし、なんだか近づいてこられると焦ります。大きなグループなので、かなり遅れる方も何人かいましたが、先頭のガイドはぐんぐん登ってきますし。まあ、時間的制限があったのかもしれませんね。
井戸谷コースは、沢沿いを登っていく、とても素敵なコースでした。その日はとても良い天気でしたが、早朝まで雨が降っていたので、水量も多かったのかもしれません。石を伝って沢を超す場所も何か所かあり、プチ冒険気分。かなり急な場所もあり、つかまれるように鎖やロープが張ってある場所もありましたが、鎖が付いている杭が抜けたり、頼りない感じ…。
登り始めてすぐのところで、今年の5月と6月に熊の目撃情報と注意喚起が貼られていました。ちょっと怖いですね。こういう時は、大勢人がいた方が安心かも。鈴の付いた杖を持ってこればよかったかな。
コースには、赤い印がところどころに付けられているので、それに従っていけば、道を間違えません。また、ところどころに、番号付き通報ポイントがあり、目安になります。井戸谷コースは、6番まであったと思います。
サワガニもいましたよ。
こんな感じで、ところどころに通報ポイントがあります。
写真では分かりにくいかもしれませんが、なかなか急な登りです。
道がかなり細いところも。右側は急なスロープです。
通報ポイント3を超えたあたりから、しばらく沢沿いを登っていきます。
小さな滝がたくさんあり、綺麗です。
途中、避難小屋もありました。
きれいな花も咲いていましたよ。
良い天気。
なんだか素敵な明るい林
このあたりから、落ちていた枝を2本拾って杖にして登りました。けっこう助けになりましたよ。
なんだか、太くて白い雲が。龍の胴体みたい?
素敵な林が続きます。
おおっ。通報ポイント6です。
視界が開けてきました。
馬酔木があります。咲いたらきれいでしょうね。
振り返ると絶景が!俄然元気が出ます。
頂上は近いように思えます。雲は速く流れていました。
足元にはかわいらしい花が。
ますます景色が良くなってきます。
分岐点に来ました。
北の頭って何だろう。とりあえず、入道ヶ岳頂上へ向かうことに。ここから、道は平たんになります。
景色もきれい
不思議な植物が!
遂に、頂上はすぐそこです。大鳥居が見えます。
ススキが綺麗です。もうすぐ頂上!
遂に、頂上の大鳥居到着です!
良い景色です。
北側には、鎌ヶ岳と御在所岳(たぶん)が見えます。
鳥居付近で、持ってきた玄米栗ご飯のおにぎりとミカンでお昼ご飯。運動の後のご飯はおいしいものですね。登ってくるときは、半そででも良いぐらい暑かったのですが、頂上付近は風が強く、寒いほど。汗でも冷えるので、急いでウルトラライトダウンとウインドブレーカーを着ました。
ちなみに、写真を撮りながらゆっくり登ったので、頂上に着いたのが12時15分ぐらい。頂上に45分ほど滞在した後、下山し始めました。これも行き当たりばったりで、「北の頭」を通って、北尾根コースで下山することにしました。
北の頭までは、ほぼ平地で、すぐに着きます。
途中、美しいリンドウの花がいくつか咲いていました。
北の頭からの景色も素晴らしいです。
北の頭からは、いろんな方向へ行けそうです。
ちなみに、後で知ったのですが、椿大神社の奥宮自体は、イワクラ尾根コースの方に行ったところにあるらしいです。次回登る機会があれば、行ってみたいです。
北尾根コースは、初めは、背の低い馬酔木らしき木の林と笹原が続く、素敵な道。そのうち背の高い木々の林を抜ける道です。緩やかな坂道もあれば、急な坂道もあり、結構大変でした。行きに拾った杖用の枝を取っておいてよかった。通報ポイントも10番まであり、井戸谷コースよりも距離的には長そうです。ただ、井戸谷コースよりは、下るのは楽かなと感じました。井戸谷コースは、急な道が多く、道が濡れていて滑るところも多かったので、下るには大変な感じでしたので。でも、景色は井戸谷コースの方が変化が多くて楽しかったです。
このコースにも、避難小屋がありました。
途中で鉄塔をくぐります。
ひょっこりと、神集愛宕社に続く石段の途中に行きつきました。
上の方に行けばお社があるのかもしれませんが、疲れていたので、とにかく下ります。
遂に出口です!
約2時間で下ってきました。
平日だったこともあってか、帰り道は、他の人には誰にも会わず…。静かでよかったですが、女の子だけの少人数だとちょっと怖いかもですね。とにかく、無事に下山できてよかったです。達成感!
とてもすがすがしい、良い山で、素晴らしい登山となりました。すっきりした気分です。感謝!
下山後、車まで御朱印長を取りに戻り、椿大神社に参拝しました。
3時半ぐらいだったでしょうか。この時期なので、すでに夕方の空気。いつも、午前中に来るので、ここに夕方の来たのは初めてです。全く違う雰囲気で、また素敵でした。
まず、入り口前にある庚龍神社でお参り
境内の御船磐座に参拝。
本殿の方へ参道を進みます。
参道の途中にある大黒様と恵比須様
参道の途中、右側に、別宮椿岸神社へと参道は分かれます。椿岸神社には、提灯がともされていて、とてもなまめかしい雰囲気でした。夕方も良いですね。
そこでは曲がらずに、本殿の方へ向かいます。
途中には高山土公神陵。
そして、地球のような球の上に猿田彦神らしき神の乗った像。
簡単に参拝させていただきました。
そして、椿大神社の本殿で参拝
柔らかな夕日に包まれて綺麗。
御朱印の受付をしてもらって、書いてもらっている間に、さっと、別宮椿岸神社で参拝。猿田彦大神の妻、天之鈿女命が祭られている神社です。とても女性らしい柔らかな雰囲気の神社。夕方で提灯の明かりが映えて、いつもにも増してなまめかしい。芸能の神様でもあるので、とてもご縁を感じる神様です。
中も明かりがついていて、美しかったです。
横にあるかなえ滝
いつものように、ごうごうと水が流れていました。井戸谷コースの沢の水は、椿大神社境内まで続いているらしいので、そこから流れてくるのかな。
いつもは、もっと境内を回るのですが、今回はここまでで戻りました。
最後に、駐車場近くにある縣主神社とそのお隣の神社に参拝。
登山であちこち傷む体を癒しに、アクアイグニス片岡温泉に入ってから帰ることにしました。
ここの温泉は初めて入りましたが、綺麗で使いやすくて良かったです。一回600円。
天然温泉で極楽極楽!3種類の露天風呂もありましたよ。気持ちよい~。
固まった筋肉もほぐせました。
出てきたら、すっかり夜。
煌々と輝く月も登ってきました。
月に見守られながら、高速道路を通って、無事に家に帰りつきました。
大満足の一日でした。
また、機会があれば登りたいものです。違うコースも試してみたいものです。今回は、登りもくだりも初心者向けコースだそう。初心者にとっては、適度に大変で、でも大変過ぎず、達成感もあり、なかなか良かったです。ご神体の山に登らせていただけて、感謝です。
長々と読んでくださってありがとうございました。
あなたにとって素敵な一日となりますように。