香りの舞い ~流れる水のように 燃える火のように 静かな大地のように 自由な風のように~

ジャワ舞踊やガムラン音楽に関すること、日々の気付きや学び、海外生活で見聞したこと、大好きな植物や動物に関してなどを、私が感じたことを気ままに、ゆるゆると書いていきます

ジャワの雨期のあれこれ

ここ数日、日本の家のあたりでは雨続きで、まるで梅雨に入ったかのようです。今年は、梅雨入りも例年より早そうな気がします。

私が以前住んでいたジャワは、赤道の少し南に位置するため、気温がずっと高く、四季がありません。あるのは乾期と雨期です。だいたい9月ぐらいから半年が雨期で、そのほかは乾期と言われますが、その年によってけっこうずれたりします。乾期は全く雨が降らない日が続きます。

雨期といっても、一日中雨が降っているわけではなく、一日に一度は1~2時間とか、スコールが降るイメージです。もちろん、一日中雨が降ったり、しばらく雨の日が続いて洗濯物が乾かずに困ることもあります。だいたい2月ぐらいから雨が少なくなっていくことが多いと思うのですが、最近は気候不順だと感じます。普通は乾期の時でも、雨が続いたりしています。

ジャワの雨期は湿気が半端ではないです。いろんなものにカビが生えます。一番びっくりしたのは、私が持っていっていた一眼レフカメラのレンズにカビが生えたこと!一眼レフのレンズは、複数のレンズの組み合わせでできているわけですが、なんと、そのレンズとレンズの間に細かいカビが生えていました。なんでそんなところに…。ふき取ることもできない…。幸い、知り合いのカメラマンの方が、ジョグジャカルタのキャノン・サービスセンターまでレンズを持っていてくれ、きれいにしてもらって事なきを得ました。ちなみに、ガラスでケースを作り、豆電球をずっと点けている中に入れておくとカビははえないそう。私もレンズにカビが生えた事件の後は、カメラ類や外付けハードディスクはその中に入れるようにしていました。

最近ではあまり使われないですけど、カセットテープやビデオテープにも、使っていないとカビが生えます。それで、古い舞踊の記録などはだめになってしまっているものも多く、研究者にとっては頭の痛い問題です。

電化製品もしばらく使わないと壊れます。(これは湿気だけの問題ではないかもしれませんが。)

造りが悪く、湿気が地面から上がってくる家は、箪笥にもカビが生えます。もちろん、服にも。私も家によっては、それでちょっと苦労しました。

最近ではかなり車が増えましたが、中部ジャワのスラカルタジョグジャカルタ辺りでは、まだまだバイクが主な交通手段です。雨が降ると、マントを着てバイクに乗るわけですが、濡れるし、おっくうになります。それで、雨が降ると人の集まりが極端に悪くなります。舞踊やガムランの練習が中止になることもしばしば。ただでさえ、インドネシアは「ゴム時間」で、時間通りに人が集まらないのに、雨が降ると大幅な遅刻続出です。また、たまに半端じゃないスコールが降ることがあり、そうすると、バイクで出かけるのは不可能…。そんなこともあってか、もともとのんびりしているからか、ジャワでは人が遅れても、来なくても、「まあ、しょうがないか」という感じです。私も、初めのうちは腹が立ったりしましたが、慣れてしまって、今では少々の事では動じないです(笑)。既成概念から離れてのんびりすることが学べますよ(笑)。

 

なんだか、悪いことばかり書いてしまったようですが、雨期は果物がとてもおいしいです。ジャワは果物の宝庫!マンゴー、マンゴスチンランブータン、ライチ、竜眼、ドゥリアン、サワーソップなど挙げればきりがないですが、市場や道端で買えば、比較的安くておいしい!あ~。食べたくなってきた。

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「カットしたマンゴー」photo by Kaori

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ランブータン」photo by Kaori

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「マンギス」photo by Kaori

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リュウガン(だと思う)」photo by Kaori

あと、雨の音はとても癒されます。ジャワの家は気密性が低いですし、伝統的な家は、壁の上の方にいくつも穴が開けてあるので、空気の流れが良いです。従って、外の音もよく入ってきます。また、雨の日にプンドポ(柱と屋根のみで、壁のない伝統的な建物)で、ガムランや舞踊の練習をしていても、最高に癒されます。ただし、雨が強すぎると、雨音で何も聞こえなかったりすることも…。雨の日は、ただ、ぼーっとするのも良いです。