香りの舞い ~流れる水のように 燃える火のように 静かな大地のように 自由な風のように~

ジャワ舞踊やガムラン音楽に関すること、日々の気付きや学び、海外生活で見聞したこと、大好きな植物や動物に関してなどを、私が感じたことを気ままに、ゆるゆると書いていきます

十六夜コンサート

いつも読んでくださってありがとうございます。

 

前回も書きましたが、先週末の連休中は東京にいました。24日は、上野の水上音楽堂で行われた、小島夕季さんの十六夜コンサート~ジャワ舞踊の夕べを見に行きました。毎年この場所で秋に行って、今年で16回目ということ。これだけ継続するのがすごいことだと思います。これからも、ずっと継続してほしいなぁと思うコンサートでした。演奏はランバンサリ。私もいつもお世話になり、仲良くしていただいているガムラングループの皆さんです。夕季さんとは、マンクヌガラン王宮で同じ先生から学んでいました。私の方がずっと後ですけれども。夕季さんには、日本でもジャワでも、いつもとても良くしていただいています。素晴らしい方です。

 

ジャワでは、プンドポという屋根と柱があって壁のない空間で、ジャワ舞踊やガムラン、その他の芸能が行われることが一般的です。そして、観客も、静粛に見るのではなく、おしゃべりしながら、何かを食べたり飲んだりしながら、リラックスしてみています。上野の水上音楽堂では、そんな空間が広がっていました。屋根はあるけれども、壁がないので、風が感じられ、おりしも、気候もとても良く、とても気持ちよかったです。あまりに気持ちよくて、途中で寝そうになってしまった…。日暮れ時から夜までの、空や明るさや空気の変化が感じられるのも、とても良かったです。

そして、食べ物屋台!個人的には、Tetes Manisさんのジャムゥが、とっても美味しかったです。ジャワで飲むよりおいしいかも。

 

舞踊は優雅で、とても美しかったです。ゆったりとした空気感がとても良い。見ていて心が広くなる感じ。それにしても、夕季さんが、4曲踊られるというのがすごい。1曲はグループ十六夜の皆さんと一緒でしたけれども、毎曲、短時間で衣装も替えられていましたし。衣装のセンスもとても素敵でした。ガムラン演奏も、とても楽しめました。さすが、ランバンサリですね。そして、生演奏だと、音の豊かさが素晴らしいですね。

 

ジャワ舞踊とジャワガムラン、私自身も出会ってから24年、ジャワで本格的に学び始めて15年と、長く続けていますけれども、やっぱり良いなぁと改めて思いました。とても深く、同時に豊かな道ですけれどもね。でも気楽に、多くの仲間たちと、もっと多くの人に伝えていけたらなぁと思います。そして、進んでいけばとても深いけれども、始めたばかりの初心者でも楽しめるので、出来れば多くの人に学んでほしいなぁと思います。そこから広がる世界は多岐にわたって、大きいですよ。

 

読んでくださってありがとうございました。

あなたにとって素敵な一日となりますように。

 

<今日の植物(庭の植物シリーズ)>

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「チョウマメの花」photo by Kaori