ずいぶんご無沙汰の更新になりました。
現在、ジャワです。ジャワでのこと、ブログに書こう書こうと思いつつ、いろいろ忙しく、家に帰ってきても疲れていて、なかなか書けませんでした。
そうこうしているうちに、ダウンしてしまいました。いきなり楽しくない話ですみません。
こんな顛末です。
どうも週末も疲れが取れないなと思って、結構ゴロゴロしていましたが、月曜日の朝2時ごろ、あまりの胃の重さに起きてしまい、陀羅尼助を飲んでみたのですが、どうもすっきりせず。
朝6時過ぎに、ここのところ週に2〜3回通っている鍼へ行き、その後、以前からよく通っていたソト(ご飯の入ったスープのようなもの)の店に朝食を食べに行きました。そうしたら、ほんの少量のソトが入っていかない。せっかく頼んだので、頑張って食べましたが、気持ち悪くなってしまいました。
家に一旦戻り、体調が良くないので仕事を休ましてもらおうと思いましたが、その日はイミグレーションへ行かなければいけないことを思い出し、事務所とイミグレーションは近いことから、とりあえずすっきりしそうな胃薬を飲んで、事務所へ行って、イミグレーションへ行くことにしました。
家から事務所へは、順調にいけば、バイクで13分ぐらい。結構胃が気持ち悪くて、この日はノロノロ運転で行きましたが、それでも風に当たったのがいけなかったのか、かなり気分が悪くなっていました。月曜日ですし、朝早かったので、事務所には誰もいませんでしたが、事務所で少しだけコンピューターのセットなどをし、9時にイミグレーションへ向かいました。事務所からイミグレーションへは、バイクで5〜6分でしょうか。でも、イミグレーションに着いたときは、すごい吐き気と腹痛で立っているのも辛く、トイレに駆け込みました。
しばらくして、ちょっと落ち着いたので、イミグレーションでの手続きを済ませましたが、顔写真撮影があったのに、きっと顔色は真っ青だったと思います。
その後も、吐き気と下痢で、イミグレーションから帰れないかと思うほどでした。
でも、なんとか、事務所まで帰り着きました。
その頃には事務所に何人か来ていて、いろいろ心配してくれましたが、とにかくどうしようもない感じで、時間が経つほど、家に帰れなくなる気がしたので、無理してすぐに家に帰らせてもらいました。
風邪かなと思っていたのですが、夕方になって熱が出てきました。夜に知り合いが医者に連れていってくれると言ってくれたのですが、その元気もなく、とりあえず寝ました。その日は全く何も食べる気がせず、結局絶食しました。スプライトに塩を入れたものだけは飲みましたけど(こちらで下痢の時はいつもそうしています。アメリカのお医者さんに教えてもらった知恵だとか)
夕方に熱が上がってきた時点で嫌な予感がしていたのですが、朝になって熱が下がっていたので、これはちょっとやばいなぁと思っていました。私の経験では、夕方に熱が上がり、朝に下がる病気は、チフスしかないので。
また、夕方に熱が上がったら、病院へ行こうと思っていたのですが、体調が悪いので、やはり午前中に知り合いに連れていってもらいました。以前からいつも何かあると行っていて、3回入院したことがあるところです。
今回はいつもの先生ではなく、別の先生に見てもらうことに。こちらの病院では、長い時間待つことが多いのですが、今回は案外早く見てもらえました。
余談ですが、病院に来ると、知り合いに会うことが結構多いのですが、今回も待合室で芸術大学の先生にばったり。なんでこんなに知り合いに病院で会うんでしょうね。
話を戻します。医者によると、チフスだろうということ。
チフスは、血液検査でも、すべての人が明らかになるわけではないらしく、普通は臨床で判断するらしいです。
医者に行く前から、チフスではないかと疑っていたので、やっぱりという感じでした。
それで、トータルで静養しなければならないとのこと。トータルで静養とは、出来るだけ動かず、頭を使うこともしないということ。以前、デング熱で入院していた時は、トイレにも行かずに、排泄は人を呼んでとってもらえとまで言われました。
そんなわけで、今週は仕事を休ませてもらって、ずっと寝ています。とはいえ、入院したわけではないので、食事を作ったり、洗濯したりぐらいはやらざるを得ないですけどね。消化の良いものしか食べられないので、売っているものはほとんど食べれず、自分で作るしかなく。こちらはおかゆにもサンタン(ココナッツ)が入っているものがほとんどで、消化が悪いので食べられないのですよね。
薬も飲んでいますし、全体的には良くはなってきていますが、良くなったり、悪くなったりを繰り返しています。なかなかスムーズに良くならないものですね。今でも、胃の中に石が入っているように重いです。体も熱くなったり、元に戻ったりを繰り返しています。体温も平熱より低くなったり高くなったり。変な感じです。
ある意味、深刻な病気なので仕方ないですけど。今は治療すれば致死率はかなり低いですけど、一応、致死性の病気ですしね。
ちなみに記録のために書いておくと、私の症状は、腹痛、吐き気、下痢に始まり、夕方からの発熱、偏頭痛、体(特に背中と腰、ふくらはぎ)の痛みと不快感です。今は、起き上がるたびに起きていた偏頭痛は止まったので楽になりましたけど。7年ぐらい前にも一度チフスになったことがあるのですが、その時は、風邪のような症状でした。その時のことは、またそのうち書きますね。でも、前回の経験があったので、今回、割とサッと病院へ行けたので、その点では良かったです。
薬飲んで静養していれば治るのでしょうが、治りきらないうちに無理をして、何ヶ月も、下手をすれば一年も、なんども繰り返す人のことも、周りで割とよく聞くので、心ははやりますが無理をしないようにしたいです。抗生物質を飲んだ患者のうち、10〜20パーセントは、症状がぶり返すと読んだので、本当に気をつけなければですね。耐性菌も出てきているようですし。
こちらの人は、ゆったり構えて、急いだり、無理をすることがないですが、チフスのような病気になってみると、とても理にかなっているなぁという気になります。そうやって体力を落とさないようにしておかないと、若くても病気になって命まで落とすことになりかねないですから。その確率が日本よりずっと高い気がします。
今回も、私は少し疲れすぎていたかなぁと思います。体力があれば、汚染された食べ物を食べても、発症する確率は下がると思うので。
ジャワにいると、環境のせいか、日本にいる時とは比べ物にならないぐらい疲れやすく、無理がきかないことはわかっているのですが、どうしても頑張ってしまいがちです。日本人のサガですかね。
郷に入れば郷に従えで、もっと頑張らないことを学びたいものです。
読んでくださってありがとうございました。
あなたにとって素敵な1日となりますように。
<ソロの庭の植物シリーズ>
アデニウムの花