香りの舞い ~流れる水のように 燃える火のように 静かな大地のように 自由な風のように~

ジャワ舞踊やガムラン音楽に関すること、日々の気付きや学び、海外生活で見聞したこと、大好きな植物や動物に関してなどを、私が感じたことを気ままに、ゆるゆると書いていきます

ムラピ山の村訪問(Deles indahの友人宅)

いつも読んでくださってありがとうございます。

 

今日は、8月のジャワ訪問の記録です。

8月18日、ムラピ山のクラテン県側の村に行きました。ソロとジョグジャカルタの間、クラテンの町から山の方に上がっていった、クマラン郡シドレジョ村にあるDeles indahというところです。標高1000mぐらいの地点です。

私が、ジャワでNPOの仕事をしていた時に、一緒に活動をしていた村のひとつです。

非常に気持ちの良いところで、何を食べてもおいしいです。

ここの植物に関しては、以下のブログに少し書いていますので、よかったら読んでみてください。

 

ムラピ山の植物(Deles indahにて)(1) - かおりのプランター・ガーデニングブログ

 

 

私の友人のところは、Lintas Merapiというコミュニティラジオをやっています。防災に非常に重要な役割を果たしています。また、仲間たちと防災に関する活動も多く行い、コミュニティに防災に知恵を広めています。その活動がまたすばらしい。そのことについてもいつかご紹介できればと思います。普段は、ラジオは、はやりの音楽から、伝統芸能まで流しています。ここのスタジオには、ガムランセットがあり、コミュニティの人たちは、定期的に練習でき、また、定期的に、演奏会や影絵芝居なども生放送で行っています。

とにかく大好きな場所なので、ジャワ訪問をするたびに訪れるようにしています。

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「Lintas merapiにて」

 

以前は、仕事のために来ていましたが、その仕事のプロジェクトが終わってからは、ここに来ると、スキマンさんや奥さんとおしゃべりし、だいたい、少し登ったところにある景勝地まで歩いて行って景色を見ながら、のんびりしたり、おしゃべりしたりし、また、家に戻って、ここで生産しているコーヒーや、村人たちが生産しているはちみつ、生姜ドリンクの粉末、サンバルなどを、おみやげに買って帰ります。とても癒される時間です。

 

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「Lintas merapiにて、スキマンさんと」

 

私が来るということで、収穫したコーヒーを焙煎しておいてくれました。

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「ミディアム・ローストのコーヒー豆(アラビカ種)」photo by Kaori

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「ダーク・ローストのコーヒー豆(アラビカ種)」photo by Kaori

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「これで焙煎しているよう」photo by Kaori

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「コーヒーメーカーの看板」photo by Kaori

珈琲も入れてくれました。

こちらのコーヒーは、一般的には、細かくまめをひいて、カップに粉を直接入れ、お湯を注いでかき混ぜ、粉が沈んでから飲みます。

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「いれてくれたコーヒー」photo by Kaori


下の写真は、キャッサバを茹でてから揚げたもの。このようなシンプルなスナックを食べながら、コーヒーを飲むのが私は好きです。

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「キャッサバのおやつ」photo by Kaori


ひとしきりおしゃべりした後、坂を上って景勝地

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景勝地Deles indahへ向かいます」photo by Kaori

 

あいにくの曇り空で、山頂は見えません。

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「あいにくの曇り空でムラピ山頂は見えない」photo by Kaori

 

景勝地に入る所には、ムラピ山の現在の噴火状況についての警告が書かれた幕が張ってありました。最近は小さい噴火があるので、注意情報が出ています。ちなみに、ここは火口から5㎞地点です。

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「ムラピ山の噴火注意情報のかかれた幕」photo by Kaori

 

最近では、ごみの分別にも力を入れているよう

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「ごみの種類によって分別されています」photo by Kaori


こんな感じのところです。やはり、曇り空で山頂は見えません。

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「Deles indahにて。ムラピ山頂は雲に隠れています」photo by Kaori


それで、その辺りの植物を見たり、座っておしゃべりしたりして、雲が晴れてくるのを待つことにしました。

 

上空は風が強かったのか、雲はどんどん流れていきます。

そして、やっと山頂が見えました!

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「雲の上から顔を出したムラピ山頂」photo by Kaori

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「雲の上から顔を出したムラピ山頂」photo by Kaori

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「雲の上から顔を出したムラピ山頂」photo by Kaori

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「雲の上から顔を出したムラピ山頂」photo by Kaori

火口の割れ目から、小さい白い噴煙が上がっているのが分かりますか?

山は生きているのですね。

 

ちなみにこの辺りの植物に関しては、以下のブログに書きました。簡単な紹介ですが、

よろしければ読んでくださいね。

ムラピ山の植物(Deles indahにて)(2) - かおりのプランター・ガーデニングブログ

 

しばらく、素晴らしい景色を、すがすがしい空気を楽しんだ後、降りていきました。

下の写真は、コミュニティラジオ局LIntas Merapiのアンテナです。

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「Lintas Mearpiのアンテナ」photo by Kaori

そして、アンテナの隣の塔からは、山の状態を見るための塔があります。また、ラジオ局の放送室の窓からも、山が見えるようになっています。

 

降りてくると、村人たちが、道端に座って、下の方を見ています。ここではよく見かける光景。確かに、外は涼しいし、はるか下の町の景色を眺めるのは気持ちよいでしょうね。

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「道端に座って、下の方の景色を見ている村人たち」photo by Kaori

 

最近、スキマンさんのところでは、はちみつを採るための、蜂の巣箱を取り付けていました。

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「小さな蜂の巣箱」photo by Kaori

とても小さな蜂が、穴の近くにとまっているのが分かりますかね。白の四角の中です。

この蜂は、特別な蜂で、とても小さく、ここから採れるはちみつは何と白色!それが、ものすごくおいしいのです。初めて食べた時は、本当に感動しました。甘いだけでなく、酸味があり、とてもフルーティ。いつも、近くのおばちゃんが採取して販売しているものを買っています。そこには、白色、黒色、茶色のはちみつがあり、黒色のはちみつは、コーヒーの香りがします。コーヒーの花のはちみつだそう。茶色のはちみつは、いくつかのグレードがあり、もちろん高いものほどおいしいです。ここのはちみつは、酸味があるものが多いような気がします。

たまにしかないですが、マホガニーのはちみつがあり、健康にとても良いようです。私も味見をさせていただいたことがありますが、なんと、苦い!とても高いはちみつのようです。今回は、自然にできた蜂の巣から採った貴重なはちみつを味見させてもらいましたが、非常においしかったです。

もちろん、普段からこの村で売られているはちみつでも、特別においしいです。みんなに味わってほしいぐらい。

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「シドレジョ村のはちみつ」photo by Kaori

そして、コミュニティのおばちゃんたちが作った生姜ドリンクの粉末

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「生姜ドリンクの粉末」photo by Kaori

 

あと、写真はないですが、もちろん、コーヒーも買いましたよ!日本の友人ように、ドリップで入れる用に豆をひいてもらいました。自分用は、家にグラインダーがあるため、ローストした豆のままで購入してきました。

そして、この日は売り切れで買えなかったのですが、後日、ここの村のおばちゃんたちが作ったサンバルも、ジョグジャカルタまで持って来てもらって、買いましたよ。サンバルは、辛いものが苦手な私はほとんど食べないのですが、ここの村のサンバルは、おいしすぎて、少しずつですが私でも食べられるのです。

 

今回も、この村が訪問できて、とても幸せです。

身も心もすがすがしくなりました。

ムラピ山噴火時は大変ですが、いつも、いつも行きたいなぁと思う場所です。

 

読んでくださってありがとうございました。

あなたにとって素敵な一日となりますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

羽化したばかりのアゲハチョウ(追記あり)

いつも読んでくださってありがとうございます。

 

今日は、虫(蝶々)が嫌いな方は、見ないでくださいね。

 

今日は、久しぶりにお日様の顔を拝めて、気持ちよかったです。

家の植物たちも、気持ちよさそうな感じ。

 

そして、伸びすぎた植物の剪定をしました。切るのはかわいそうな気がするかもしれませんが、植物が健康に育ち、共存するためには、剪定も重要。自由に伸び放題にさせるばかりが、植物にとって良いとは限らないのです。

私自身も、いま、必要ないものは断捨離して、シンプルになりたいものです。

もっとも、なかなかできないですけれども・・・(笑)

 

夕暮れ時、5時45分ごろ、何気なく庭に出てみると、唐辛子の木に、アゲハチョウがとまっていました。近づいていっても、逃げる気配もない。

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「唐辛子の木にとまっているアゲハチョウ」photo by Kaori

どうも、羽化したばかりのよう。

羽を開いてじーっとしています。

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「羽を開いてじーっとしているアゲハチョウ」photo by Kaori

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「羽を開いてじーっとしているアゲハチョウ」photo by Kaori


たまに、羽を閉じたり。

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「羽化したばかりらしいアゲハチョウ」photo by Kaori

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「羽化したばかりらしいアゲハチョウ」photo by Kaori

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「羽化したばかりらしいアゲハチョウ」photo by Kaori

こんなに、まじまじと蝶を見たのは初めてかも。

本当に美しい。

創造主というか、自然、宇宙の完璧さを感じますね。

 

もうすでに薄暗くなっていましたけれども、暗くなる直前まで、たまに、蝶に話しかけながら、うっとり見ていました。

 

ちょっと、上から撮影してみました。全然違った雰囲気。

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「羽化したばかりらしいアゲハチョウを上から撮影」photo by Kaori

 

そして、暗くなってから、懐中電灯を持って見に行くと、まだそこにいるではありませんか。

 

明るくなるまで、そこで一夜を過ごすのかもしれませんね。

それにしても、かなり目立つ場所だと思うのですが。

懐中電灯を照らして撮影しました。懐中電灯を照らしてもびくともしません。そして、羽は閉じた状態でじっとしていました。

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「羽化したばかりらしいアゲハチョウ」photo by Kaori

 

このブログを書き終えようとして、もう一度見に行くと、今度は、暗闇の中、羽をひらいたままじっとしていました。

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「夜9時過ぎのアゲハチョウ」photo by Kaori

 

開いたり閉じたりしているのですね。

ここで、夜明けまで待つのでしょうね。

 

なんだか、見ているだけで、豊かな気持ちになりました。

ありがとう。アゲハチョウさん。

 

 

読んでくださってありがとうございました。

あなたにとって素敵な一日となりますように。

 

(追記)

寝る前、夜中の12時ごろに見に行ってみると、まだ、羽を閉じた状態、そこにじっとしていました。

朝、6時20分ごろ、明るかったですが、曇り空で、そこにはまだ日が差していない頃、もしかして、まだいるかなと見に行ってみると、なんと、まだいるではありませんか!ちょっと横向きに移動していましたが。そこに少なくとも12時間以上いたのですね。

私が近づくと、驚いたのか、パッと飛び立ち、私の前で、ひらひらと舞い始めました。そのまま飛び去るのかと思ったら、その後、私の右上あたりにやってきて、ひらひらと一周して、上の方へ、そして西の方へ、優雅にひらひらと飛び去って行きました。

思わず、「頑張れ」と言ってしまいました。

ほんの一瞬のように短い時間でしたけれども、なんだか、嬉しい、素敵な光景でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Tutup Ngisor村のパデポカンでの独立記念日の行事

いつも読んでくださってありがとうございます。

 

今日も引き続き、ムラピ山ろくの村での独立記念日行事に関してです。

前回は、伝統文化を使ったSumber村の独立記念日行事について書きました。

以下からお読みいただけます。

ムラピ山の村での独立記念日行事(1) - 香りの舞い ~流れる水のように 燃える火のように 静かな大地のように 自由な風のように~

ムラピ山の村での独立記念日行事(2) - 香りの舞い ~流れる水のように 燃える火のように 静かな大地のように 自由な風のように~

 

さて、その夜、Tutup Ngisorにあるパデポカン・チプト・ブドヨでは、いくつかのパフォーマンスが行われ、コミュニティの方たちが見に来ていました。今回のパフォーマンスは、主に子供。子供たちにこういう機会があるのは素晴らしいです。

この夜は寒くて、近所の観客の方たちは、みんな毛布持参。私は、ウルトラライトダウンを着ていたのですけれども、それでも寒かったです。ここでは、何度も夜中までパフォーマンスを見たことがありますが、こんなに寒かったのは初めてです。

それは、さておき、どんな感じだったのか、写真を中心にご紹介しますね。

ただ、私がいつも使っているカメラが壊れてしまって、ジャワに置きっぱなしになっていた古いカメラを使っているので、ちょっと、写りが悪くてすみません。

 

まず、独立記念日の朝に、どこでも、子供たちのいろんなコンテストや競争があるのですが、それで入賞した子供たちの表彰がありました。

この、出演する女の子たちも、賞をいただいたようです。

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「賞をもらった子供たち」photo by Kaori



そして、ガムランを使った若者たちの創作音楽の演奏

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「創作音楽の演奏」photo by Kaori

小さな子供が、近くまで行ってみていますね。こういうことは、こちらではとても寛容で、よく見る光景です。

 

そして子供の踊り。かわいかったです。

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「子供たちの踊り」photo by Kaori

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「子供たちの踊り」photo by Kaori


そして、中学生による演劇

こちらの人たちは、なぜか、子供も大人も演劇がとてもうまい。素人でも、堂々と演じます。そしてアドリブも自由自在。これは、伝統芸能の力ですね。伝統演劇はアドリブが満載ですから。

これは、現代劇のようです。

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「中学生による演劇」photo by Kaori

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「中学生による演劇」photo by Kaori

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「中学生による演劇」photo by Kaori

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「中学生による演劇」photo by Kaori


そして、子供たちによる踊り

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「子供による踊り」photo by Kaori

 

高校性による踊り

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「高校生による踊り」photo by Kaori

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「高校生による踊り」photo by Kaori

 

 

歌。中学生か高校生でしょうか。

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「歌」photo by Kaori


そして、パデポカンからは、3人のみのLangendriyan(ラングンドゥリヤン)が演じられました。これは、マジャパイト王国時代の東ジャワのダマルウラン物語から題材がとられていて、メナッジンゴ、ダユン、ダマルウランの三役で演じられます。ラングンドゥリヤンは、ジャワのオペラとも呼ばれていて、舞踊劇ですが、セリフはすべて韻を踏んだ歌で歌われます。ほとんどは、パラランという形式の歌です。ここのLangendriyanは、初めて見ましたし、このパデポカンのレパートリーにあるのも、初めて知りました。このパデポカンを開いたシトラスのお父様が、ジョグジャカルタで学んできたものとのことでしたが、私が見た限り、マンクヌガラン王宮のラングンドゥリヤンに、近いもののような感じがしました。マンクヌガラン王宮のラングンドゥリヤンの、この3人で踊られるレパートリーは、私も演じたことがあり、練習もよくするのですが、歌詞も全く同じところがたくさんありました。もっとも、マンクヌガラン王宮のラングンドゥリヤンは、男役もすべて女性によって演じられますが、こちらでは、普通に、男性によって演じられていました。

このパデポカンは、ワヤン・オラン(伝統舞踊劇、影絵芝居の人間版)が盛んですが、それも、マンクヌガランのワヤン・オランの影響を受けていると聞いています。以前、マンクヌガランのワヤン・オランが、地方をめぐっていたそうですが、この辺りにも来たようです。とにかく、このパデポカンは、マンクヌガランといろいろな関係があるなぁと感じます。ここのラングンドゥリヤンは、ワヤン・オランと交じっている部分もたくさんありましが、興味深く、見られてうれしかったです。

 

まず、メナッジンゴとダユン。ダユンはメナッジンゴのおつきの道化です。

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「Langendriyan」photo by Kaori

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「Langendriyan」photo by Kaori

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「Langendriyan」photo by Kaori

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「Langendriyan」photo by Kaori

 

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「Langendriyan」photo by Kaori

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「Langendriyan」photo by Kaori

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「Langendriyan」photo by Kaori

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「Langendriyan」photo by Kaori

 

もちろん、ガムランの生演奏です。

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「Langendriyan」photo by Kaori

このパデポカンの長であるシトラスさんが太鼓をたたいていらっしゃいます。多才な方です。

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「Langendriyan」photo by Kaori

ヒーロー、ダマルウランの登場。

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「Langendriyan」photo by Kaori

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「Langendriyan」photo by Kaori

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「Langendriyan」photo by Kaori

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「Langendriyan」photo by Kaori

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「Langendriyan」photo by Kaori

メナッジンゴとダマルウランの戦い。

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「Langendriyan」photo by Kaori

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「Langendriyan」photo by Kaori



ここで、ラングンドゥリヤンが見れると思っていなかったので、ここまで来たかいがありました。ここのパデポカンは本当にすごい!
そうして、ここの人たちは、子供のころから、こういう芸能を、自然に学んでいってしまう。そういう強さが芸能にあります。すばらしい。

 

読んでくださってありがとうございました。

あなたにとって素敵な一日となりますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ムラピ山の村での独立記念日行事(2)

いつも読んでくださってありがとうございます。

 

今日は、昨日の続きで、8月17日のムラピ山のSumber村での独立記念日行事です。

昨日の記事は、以下からお読みいただけます。

ムラピ山の村での独立記念日行事(1) - 香りの舞い ~流れる水のように 燃える火のように 静かな大地のように 自由な風のように~

 

さて、行事が始まる村役場前の方に向かっていきました。

山の中の田舎なので、村役場前の道は、狭い一本道。そこに、多くの人が集まってきていました。村落ごとに、順番が決まっているらしく、その順に、人々を並べていく人、そして、どんどん到着する人々、人でいっぱいなのに、車やバイクも通ろうとし、かなりごった返しました。

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「Sumber村役場近くに集まってきた参加者」photo by Kaori

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「Sumber村役場近くに集まってきた参加者」photo by Kaori



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「Sumber村役場近くに集まってきた参加者」photo by Kaori


こんなみこしもやってきました。ジャワの儀式にはつきものですね。

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「食べ物でできたみこし」photo by Kaori


村役場の前はこんな感じ。

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「Sumber村役場」photo by Kaori

 

始まる前から楽しげに歩いていきます。

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「楽しげに集まってくる人々」photo by Kaori

 

順番に並ぶのに時間がかかり、まだ始まりそうになかったので、行列の通り道となる近くのサンガールへ誘われて行きました。サンガールも私塾のようなもので、ここは、シトラスさんの甥がやっているサンガール。

ここでも準備中でした。もうすぐにでも始まりそうなのに、余裕ですね。私もこのぐらいの心の余裕を普段から持ちたいものです。

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「Sanggar Bangun Budayaで準備中の人々」photo by Kaori

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「メーク中」photo by Kaori


そして、やっと練り歩きが始まったようです。

写真で紹介しますね。

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「Kirab budaya」photo by Kaori

これは村長さんだと思います。

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「Kirab budaya」photo by Kaori

 

村長さんは、実は飾り立てられた耕運機に載っているのです。これは、3年前にシトラスさんがやったので、その受け売りでしょうね。その時、私は大うけしました。

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「Kirab budaya」photo by Kaori

行列は続きます。

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「Kirab budaya」photo by Kaori

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「Kirab budaya」photo by Kaori

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「Kirab budaya」photo by Kaori

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「Kirab budaya」photo by Kaori

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「Kirab budaya」photo by Kaori



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「Kirab budaya」photo by Kaori

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「Kirab budaya」photo by Kaori

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「Kirab budaya」photo by Kaori

 

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「Kirab budaya」photo by Kaori

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「Kirab budaya」photo by Kaori

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「Kirab budaya」photo by Kaori

 

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「Kirab budaya」photo by Kaori

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「Kirab budaya」photo by Kaori

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「Kirab budaya」photo by Kaori

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「Kirab budaya」photo by Kaori

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「Kirab budaya」photo by Kaori

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「Kirab budaya」photo by Kaori

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「Kirab budaya」photo by Kaori

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「Kirab budaya」photo by Kaori

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「Kirab budaya」photo by Kaori

そして、おかしな格好をした人たちも!どういうコンセプトなのでしょうね

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「Kirab budaya」photo by Kaori

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「Kirab budaya」photo by Kaori

男性も女装しているのですね。

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「Kirab budaya」photo by Kaori


そして行列は続きます。

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「Kirab budaya」photo by Kaori

 

インドネシア各地の民族衣装を紹介するグループも

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「Kirab budaya」photo by Kaori

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「Kirab budaya」photo by Kaori



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「Kirab budaya」photo by Kaori



花嫁花婿行列も! 耕運機に載っています。耕運機、大流行です。

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「Kirab budaya」photo by Kaori

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「Kirab budaya」photo by Kaori


そして行列はまだまだ続きます。

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「Kirab budaya」photo by Kaori

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「Kirab budaya」photo by Kaori

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「Kirab budaya」photo by Kaori

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「Kirab budaya」photo by Kaori

 

仮面をかぶった子供かわいい!

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「Kirab budaya」photo by Kaori

疲れてしまったようで、車に乗せられました。

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「Kirab budaya」photo by Kaori

 

 

なんだか味のあるおじさんです。

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「Kirab budaya」photo by Kaori


蛇を連れている人も!

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「Kirab budaya」photo by Kaori

 

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「Kirab budaya」photo by Kaori

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「Kirab budaya」photo by Kaori

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「Kirab budaya」photo by Kaori

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「Kirab budaya」photo by Kaori

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「Kirab budaya」photo by Kaori

ムラピ山のみこしです。実は、噴火の煙も出るのです。ムラピ山の問題などもここに凝縮されています。

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「Kirab budaya」photo by Kaori

 

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「Kirab budaya」photo by Kaori

こんなにたくさん乗っていました(笑)

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「Kirab budaya」photo by Kaori


インドネシア独立73周年なので、73の数字が作られています。この写真ではわかりにくくてすみません。

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「Kirab budaya」photo by Kaori



この後、ある広場まで練り歩き、そこで、村の独立記念日行事がありました。国旗掲揚も含めて、すべて、伝統芸能を使って、劇風に行われて、なかなか面白かったです。

ちょっと、事情があって、写真が撮れなかったので、ここにご紹介できないのが残念ですが…。

 

山の住民のエネルギーの創造性が感じられる、面白い行事でした。

コミュニティの絆の深さも感じられました。いいなぁ。こんな行事があって。

 

夜は、Tutup Ngisorのパデポカンで行われたパフォーマンスを見ました。

そのことについては、また別の機会に書きますね。

 

読んでくださってありがとうございます。

あなたにとって素敵な一日となりますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ムラピ山の村での独立記念日行事(1)

いつも読んでくださってありがとうございます。

 

今回も、8月にジャワに滞在をしたときの記録です。

17日の独立記念日に、Sumber村、そして、その中のTutup Ngisorという村落での行事を見に行きました。

Tutup Ngisorには、Padepokan Tjipta Boedaja(パデポカン・チプト・ブドヨ)という、芸術の私塾のような場所があります。ここは、確か、もう80年以上続いているところで、コミュニティでは、私塾以上の役割があります。この辺りの村々の芸術の中心地であり、ジャワ文化を担っていく場所であり、多くの人が集まる場所です。

私は、いつも、まるで、山の中の王宮のようだなと思っています。田舎にあり、農家の方たちですが、なぜか、ここの家族の人たちは、まるで貴族のような気品があるのです。ハンサムや美人が多いし。家族・親類が多くて、似ている人が多いので、私は、いまだに、誰が誰なのかわからなかったりします。

ここのパデポカンでは、年に大きな行事が3~4回あります。特に、ジャワ暦の正月であるスロの月の中頃に、数日にわたって行われる行事は、非常に興味深いです。そして、そこでは、少女たち9人による神聖な舞踊と、親類縁者総出の神聖なワヤン・オランが演じられます。そういうところが、まるでクラトン(王宮)のようだなと思うわけです。その他にも、興味深い芸能が目白押しで見られ、また、ゲストも演じるので、いろいろ見られて楽しいです。私も、行けば出演することが多いです。スロの行事は大好きなので、また行きたいです。そのうち、この行事のことも紹介できればと思います。

 

そんなこんなで、ここのパデポカンの長であるシトラスさんの家には、以前から、よく泊まりに行っていました。まるで家族のようによくしてくださり、私も、家族のように思っています。大好きなご家族です。ソロからは遠いですが、ジャワに行ったときには、無理してでも、必ず訪問する場所です。

 

さて、今回は、大きな行事の中には入らないですが、数年前からやり始めた行事がちょうどあったので、それに合わせて訪問しました。

行事は、伝統芸能、または、伝統的な服装で、村内を練り歩き、村役場で行われる独立記念日の行事と国旗掲揚の行事を、村の伝統芸能風に、演劇調に行うというもの。

3年前に、パデポカンが提案して、試験的に行ってみたところ、評判が良く、今年は、パデポカンだけではなく、村中の村落それぞれが、特徴ある行列を出しました。

今回は、実はどんな感じの行事になるのかあまり知らずに行ったのですが、以前と比べて、格段に大きな行事になっていてびっくりでした。

 

まず、村に着くと、大きな張りぼてのトラが目に飛び込んできました。

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「Tutup ngisor村に入ったところにあった、虎の張りぼてとムラピ山」photo by Kaori

近くで見ると、まつげ長っ!

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「虎の張りぼて」photo by Kaori

中々の迫力です。

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「トラックに乗った張りぼての虎」photo by Kaori


カーニバル(練り歩き)に使うようです。

女の子たちがこんな感じの、道化メークで準備を進めていました。

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「Tutup Ngisor村の少女たちの道化メーク」photo by Kaori

 

しばらく、パデポカンで休憩しておしゃべりした後、村役場に向けて出発しました。

 

ここで、ちょっとややこしいと思うので、少し説明を

パデポカンは、Tutup Ngisorという村落にありますが、その村落は、Sumberという村にあります。Desa Sumberの中に、Dusun Tutup Ngisorがあるという感じです。便宜上、DesaもDusunも村と書いていますけれども…。Desa Sumberの中には、Dusun Sumberもあるのでややこしいのですが…。

 

 この行事は、Desa Sumber全体のものだったので、まず、参加者は、みんな村役場前に集合です。

こんな感じで、トラックに乗って向かいます。

 

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「トラックに乗って会場へ向かいます」photo by Kaori

あれ、途中で虎が木に引っかかってしまいました。

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「木に引っかかった虎の張りぼて」photo by Kaori

 

私たちは、この後ろを車でついていっていたのですが、村役場近くに来ると、ものすごい人出で、車が通れなくなりました。そして、引き返すこともできず、車は、長い時間、そこで、待つ羽目に。結局、運転してくださった方々を残して、歩いて、会場に向かいました。

 

長くなるので、今日はこんなところで、続きは次回書きますね。

 

読んでくださってありがとうございました。

あなたにとって素敵な一日となりますように。

 

 

 

 

ムラピ山とムルバブ山の素晴らしい景色

いつも読んでくださってありがとうございます。

 

今回も、8月のジャワ訪問の記録です。

8月17日には、ムラピ山ろくの友人宅を訪問しました。中部ジャワ州マグラン郡のムンティランという町から上がっていった、Tutup ngisorという村です。8月17日は、インドネシア独立記念日。こちらの村で、文化的な行事があるということで、訪問させていただきました。

その行事に関しては、また、日を改めて書きますね。

 

今日は、その時に見た非常に美しい山の景色。

私は、ムラピ山とは縁があり、2011年か2012年ごろから、ムラピ山ろくの村々へは頻繁に来ていました。ムラピ山は、いろんな意味で、私にとっては、多くの思い入れのある、大好きな山。たくさんのたくさんの、素晴らしい人々に出会い、多くの得難い経験をした場所です。そのことについてもおいおい書いていきたいです。

 

ムラピ山は、4~7年周期ぐらいで噴火するという世界有数の火山。前回の大噴火は2010年でした。今回は、その姿だけ紹介いたしますね。標高400mぐらいのマグラン側の地点から見たムラピ山です。また、反対側から見ると、かなり違った姿なのですが、そちらの方はまた別の機会に。

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「ムラピ山」photo by Kaori

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「ムラピ山」photo by Kaori

実は、ムラピ山の頂上に登ったこともあるのですよ。

 

そして、お隣のムルバブ山も。こちらの山はムラピ山ほど思い入れはないですが、大好きな山です。

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「ムラピ山とムルバブ山」photo by Kaori

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「ムルバブ山」photo by Kaori

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「ムルバブ山」photo by Kaori

こちらも美しい山ですよね。

 

そして、ほぼ日が沈んだ頃の山の様子も素敵でした。

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「夕暮れ時のムラピ山とムルバブ山」photo by Kaori

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「夕暮れ時のムラピ山」photo by Kaori




こんな素敵な山の姿を見たのは、久しぶりだったので、とても感動しました。

こんな景色が見れるところに住みたいです。

 

読んでくださってありがとうございました。

あなたにとって素敵な一日となりますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガムラン製作工房訪問(ジャワにて)(2) 青銅のガムラン

いつも読んでくださってありがとうございます。

 

今回は、今年の夏にジャワに滞在した時の記録の続きです。

前回、鉄のガムランを中心に作るガムラン工房のお話をしました。

以下からお読みいただけます。

ガムラン製作工房訪問(ジャワにて)(1) 鉄のガムランなど - 香りの舞い ~流れる水のように 燃える火のように 静かな大地のように 自由な風のように~


鉄のガムランを中心に制作している工房の後は、青銅のガムランを製作しているところで、サンジョヨさんという方のPanji Gong Agungという工房へ。ちょうど、クンプールを製作しているところで、見学させていただきました。8月15日のことです。
これまで何度か見たことはありましたが、青銅を火で熱して、すべて手作業で叩きだしていく工法は、何度見ても迫力があります。

 

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ガムラン工房の入り口」photo by Kaori

 

少しお話しした後、裏で、トンカントンカンと、ガムランを作っている音がしたので、製作過程を少し見せていただきました。

ちょうど作っていたのは、クンプールです。

暑い中、火を使っての作業です。青銅を火で熱しています。

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「火で青銅を熱します」photo by Kaori

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「火で青銅を熱しています」photo by Kaori

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「火で青銅を熱しています」photo by Kaori

 

十分に熱せられた青銅を取り出し、暑くて柔らかいうちに、まわしながら叩いて徐々に成型していきます。この時は4人で叩いていましたが、それぞれ、違う音がして、トン、テン、タン、コンのように、音が響いていきます。

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「火から取り出した青銅を柔らかいうちに叩いて徐々に成型します」photo by Kaori

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「火から取り出した青銅を柔らかいうちに叩いて徐々に成型します」photo by Kaori

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「火から取り出した青銅を柔らかいうちに叩いて徐々に成型します」photo by Kaori

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「火から取り出した青銅を柔らかいうちに叩いて徐々に成型します」photo by Kaori


青銅が冷たくなって色が変わってきたら、また火の中へ入れ、そこに空気を送って火を大きくして、青銅を熱します。

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「火で青銅を熱しています」photo by Kaori

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「火で青銅を熱しています」photo by Kaori

そして、また、真っ赤になった青銅を取り出します。

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「熱せられて真っ赤になった青銅を火から取り出します」photo by Kaori

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「熱せられて真っ赤になった青銅を火から取り出します」photo by Kaori

そして、成型する形によっては、一人で叩くときもあります。

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「火から取り出した青銅を柔らかいうちに叩いて徐々に成型します」photo by Kaori

これらを何度も何度も繰り返します。

大分、形ができてきました。

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「火から取り出した青銅を柔らかいうちに叩いて徐々に成形します」photo by Kaori

 

こんな迫力ある製作過程を見せていただき感謝あるのみです。

こうやって、魂のこもった楽器ができていくのですね。

 

また、店の方には、Rebabや、ガムラン楽器に使う紐類やばちなども売られていました。

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「売られているrebabと、小物類」photo by Kaori

 

素敵な彫刻のあるグンデルも置かれていました。

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「置かれていた素敵なグンデル」photo by Kaori


そして、家の窓の上にも、ルバブやボナンの形の装飾が!

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「家の装飾、rebabが描かれています」photo by Kaori

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「家の装飾、ボナンが描かれています」photo by Kaori



貴重なガムラン製作過程を見せてもらえ、とても素敵な訪問になりました。

感謝です。

 

実は、私もガドンという、小さいセットの青銅のガムランを持っています。まだ、ソロに置きっぱなしですけれども…。そのガムランのほとんどは、Tentremさんという方の工房で作られた、とてもクオリティの高いもの。Tentremさんは、今回行った地域とはまた別の場所でガムランを製作されていました。彼は数年前に亡くなられて、とても残念です。その工房も、続いていくと良いのですけれどもね。

私は、2003年から2006年にかけて、徐々に楽器をそろえたのですが、今は本当に高くなって、びっくりです。もちろん、ジャワの物価もかなり上がったのですが、ガムランは、それ以上に高騰しています。特に、青銅を使う楽器は、私が買った時の少なくとも4倍はしているかも。あの時でも、すでに値段が上がり始めていたので、もっと上がる前にと、急いで、無理をしてでもそろえました。とても気に入っている楽器なのですが、いまだに日本に持ち帰れていないですね…。場所の問題もあるし。もっとも、2年ぐらい前まで、ジャワにいることが多かったので、それはそれでよかったのですが、これから、どうするか考えよう。私の楽器が活躍する機会が増えると良いなぁ。

 

読んでくださってありがとうございました。

あなたにとって素敵な一日となりますように。