香りの舞い ~流れる水のように 燃える火のように 静かな大地のように 自由な風のように~

ジャワ舞踊やガムラン音楽に関すること、日々の気付きや学び、海外生活で見聞したこと、大好きな植物や動物に関してなどを、私が感じたことを気ままに、ゆるゆると書いていきます

以前チフスにかかった時のお話

このブログにご訪問ありがとうございます。

 

前回に引き続き、チフスのお話です。

今もチフスでベットに寝転がりながら書いています。

 

今回は、7〜8年前(だと思う)にチフスにかかった時の話です。ずいぶん前なので、記憶が定かではない部分も多いですが、いくつか印象に残って覚えていることがあります。

 

初めは風邪のような症状で、日本から持参した風邪薬を飲んでいたのですが、あまり効かず、でも薬で胃を痛めて病院へ行きました。

だいたい、ジャワで風邪薬を飲んでいて胃を痛めて病院へ行くと、これまでデング熱だったのですが、その時は、特にそんな症状もなく、胃の薬をもらって様子を見ることになりました。ただ、ずっと少しだるく、夕方になると微熱が出ていたのが気になっていましたが、普段より少し活動量を減らすぐらいの生活を続けていました。

いつまでたっても、少しのだるさと、夕方から上がる微熱が出たり、出なかったりが続いているので、ほぼ毎週、病院へ行っていたと思います。評判の良い大病院です。

でも、そこの女医さんに、微熱が気になっていることを伝えても、「季節の変わり目だから、体温が上がったんじゃないの」と言われる始末。びっくりして思わず、「季節の変わり目に体温が上がるなんて聞いたことないけど、インドネシア人は季節の変わり目に体温が上がるんですか」と聞いてしまいましたよ。

それでも、私もまさかチフスだと思っていませんでしたし、チフスの症状がほとんど出ていなかったので、お医者さんも、まさかチフスだと思わなかったのでしょう。病院へ行くと、数日は熱が出ない日があり、そのあとまた夕方から微熱が出てくるのを繰り返していました。

それで、最初に病院へ行ってから1ヶ月ぐらいたった時、やっとお医者さんが「検査してみようか」と。

血液検査の結果はチフスだったわけです。

入院した方が早く治るけど、入院するかと聞かれましたが、デング熱の時の入院でうんざりしていましたし、そこまで症状がひどくなかったので、在宅で療養しました。

(ちなみに今回は、お医者さんに入院を勧められなかったので、自宅療養しています。)

 

話は変わりますが、こちらでいろいろ医者にかかってみて思うには、医者の言うままではなく、こちらから調べていろいろ提案した方が良い場合も多いと言うこと。特にお金のかかることは、こちらは保険が完備していないこともあって、払えない人も多いと思うのです。そうすると、緊急でない限り、医者もあまり勧めてこないことも多いように思うのです。良い医者なら、こちらから提案したことについても、ちゃんとその良い点、問題点を説明してくれます。

以前、デング熱で入院した時、ちょっとひどくなったことがあるのですが、それで初めて、もっと高いドイツ製の点滴に変えようという話になりました。その時も私からすれば、海外旅行保険でカバーされるし、そんな良い点滴があるなら、ひどくなる前に最初から使ってよという感じでした。そんなことから、医者の言う通りではなくて、自分でも調べて提案する必要性を感じたわけです。

もっとも、普通のデング熱チフスぐらいなら、現地での臨床数も多いですし、経験のない日本の病院よりどうすれば良いか知っていると思うので、現地で治療しますが、もっと重篤な病気(またはデング熱重篤な場合)なら、すぐに帰国するか、それが無理な状態ならシンガポールにでも移送してもらいますが。残念ながら、インドネシアの医療レベルは低いという話ですので。信じられないような話もちょくちょく聞きますしね。

 

話を戻します。

チフスと診断されて、投薬治療で無事に完治し、ジャワのお医者さんから完治のお墨付きをもらって、日本に帰国することになったのですが、その時に所属していた大学に、日本の病院から完治したという証明が得られるまで、大学に来るなと言われてしました。まあ、それは理解できますが。

仕方なく、帰国した時に、空港の検疫で報告し、事情を話して検査のできる病院を問い合わせました。検疫官の方は、「チフスなんて、日本の普通の生活ではうつらないんだけど、しょうがないねぇ。それより、最近はチクグニャ熱を警戒してるんだけど、日本人が現地でかかったという話は聞きませんか」などと話しながら、私の家の近隣の病院を探してくれました。本当に数が少なくてビックリしました。

 

その病院で検査をして無事にお墨付きをもらって、事なきを得ましたが、いろいろ大変でした。

ジャワでは身近な病気でも、日本では大ごとになるのですね。やはりあまりない事だと、恐怖心も大きくなるものだなと思いました。まあ、悪いことではないですが。

 

今回はここまで。

 

読んでくださってありがとうございました。

あなたにとって素敵な1日となりますように。

 

<ソロの庭の植物シリーズ>

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ナンヨウアブラギリの花(だと思う)

 

 

チフスの薬

引き続きチフスの話題です。

 

チフスと診断されて、どういう薬を処方されたかという話です。

 

まず、抗生物質

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Cravit 500mg を1日1錠。

膀胱炎などに使う抗生物質と同じなんですね。

ただ、製造元のサイトをみると、チフスの場合、14日間飲むこととなっている。お医者さんから処方されたのは5日分のみ。次にいつ来るようにとは言われなかったけれど、5日後に来なさいということか。

 

そして次はこの薬

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Omeprazole 20mg

夕食の30分前に1日1錠飲むようにとのこと。

胃酸分泌を抑える薬らしいです。胃痛があるから処方されたのでしょうかね。

 

そして、吐き気があるときに食事の30分前に1錠飲むように処方された薬。

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そして、熱があるときに1日3回1錠飲むように処方された薬。

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以上でした。

 

それ以外に、いわゆる「漢方薬」も飲んでみています。

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チフス漢方薬の主成分って、なんだと思いますか?

 

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なんと、ミミズなんです。

これはカプセルに入っているので、特に匂いませんが、以前チフスにかかった時は、乾燥したミミズを漢方薬局で買ってきて、それを煎じて飲んでいたので、その生臭いことといったら。今でもよく覚えています。その頃にもカプセル入りのものもありましたが、それでも生臭かった覚えが。

 

今回入手したものは、綺麗にパッケージされ、匂いもしません。ミミズの成分は40%のみだからでしょうか。それともカプセルが良いのでしょうかね。

箱の中の説明書きをみると、ジャカルタで作られているようですね。

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こんなケースに入っています。

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カプセルはこんな感じ。

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医者からの薬を飲むのとは、2時間以上あけて、1日3回2カプセル飲みます。

今回は飲みやすくて、苦痛じゃないのが助かりました。

 

早くよくなると良いのですが。

 

今回はこんなところで。

 

読んでくださってありがとうございました。

あなたにとって素敵な1日となりますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

頑張らないことの大切さ

ずいぶんご無沙汰の更新になりました。

 

現在、ジャワです。ジャワでのこと、ブログに書こう書こうと思いつつ、いろいろ忙しく、家に帰ってきても疲れていて、なかなか書けませんでした。

そうこうしているうちに、ダウンしてしまいました。いきなり楽しくない話ですみません。

 

こんな顛末です。

どうも週末も疲れが取れないなと思って、結構ゴロゴロしていましたが、月曜日の朝2時ごろ、あまりの胃の重さに起きてしまい、陀羅尼助を飲んでみたのですが、どうもすっきりせず。

朝6時過ぎに、ここのところ週に2〜3回通っている鍼へ行き、その後、以前からよく通っていたソト(ご飯の入ったスープのようなもの)の店に朝食を食べに行きました。そうしたら、ほんの少量のソトが入っていかない。せっかく頼んだので、頑張って食べましたが、気持ち悪くなってしまいました。

家に一旦戻り、体調が良くないので仕事を休ましてもらおうと思いましたが、その日はイミグレーションへ行かなければいけないことを思い出し、事務所とイミグレーションは近いことから、とりあえずすっきりしそうな胃薬を飲んで、事務所へ行って、イミグレーションへ行くことにしました。

家から事務所へは、順調にいけば、バイクで13分ぐらい。結構胃が気持ち悪くて、この日はノロノロ運転で行きましたが、それでも風に当たったのがいけなかったのか、かなり気分が悪くなっていました。月曜日ですし、朝早かったので、事務所には誰もいませんでしたが、事務所で少しだけコンピューターのセットなどをし、9時にイミグレーションへ向かいました。事務所からイミグレーションへは、バイクで5〜6分でしょうか。でも、イミグレーションに着いたときは、すごい吐き気と腹痛で立っているのも辛く、トイレに駆け込みました。

しばらくして、ちょっと落ち着いたので、イミグレーションでの手続きを済ませましたが、顔写真撮影があったのに、きっと顔色は真っ青だったと思います。

その後も、吐き気と下痢で、イミグレーションから帰れないかと思うほどでした。

でも、なんとか、事務所まで帰り着きました。

その頃には事務所に何人か来ていて、いろいろ心配してくれましたが、とにかくどうしようもない感じで、時間が経つほど、家に帰れなくなる気がしたので、無理してすぐに家に帰らせてもらいました。

 

風邪かなと思っていたのですが、夕方になって熱が出てきました。夜に知り合いが医者に連れていってくれると言ってくれたのですが、その元気もなく、とりあえず寝ました。その日は全く何も食べる気がせず、結局絶食しました。スプライトに塩を入れたものだけは飲みましたけど(こちらで下痢の時はいつもそうしています。アメリカのお医者さんに教えてもらった知恵だとか)

 

夕方に熱が上がってきた時点で嫌な予感がしていたのですが、朝になって熱が下がっていたので、これはちょっとやばいなぁと思っていました。私の経験では、夕方に熱が上がり、朝に下がる病気は、チフスしかないので。

また、夕方に熱が上がったら、病院へ行こうと思っていたのですが、体調が悪いので、やはり午前中に知り合いに連れていってもらいました。以前からいつも何かあると行っていて、3回入院したことがあるところです。

今回はいつもの先生ではなく、別の先生に見てもらうことに。こちらの病院では、長い時間待つことが多いのですが、今回は案外早く見てもらえました。

余談ですが、病院に来ると、知り合いに会うことが結構多いのですが、今回も待合室で芸術大学の先生にばったり。なんでこんなに知り合いに病院で会うんでしょうね。

 

話を戻します。医者によると、チフスだろうということ。

チフスは、血液検査でも、すべての人が明らかになるわけではないらしく、普通は臨床で判断するらしいです。

 

医者に行く前から、チフスではないかと疑っていたので、やっぱりという感じでした。

 

それで、トータルで静養しなければならないとのこと。トータルで静養とは、出来るだけ動かず、頭を使うこともしないということ。以前、デング熱で入院していた時は、トイレにも行かずに、排泄は人を呼んでとってもらえとまで言われました。

 

そんなわけで、今週は仕事を休ませてもらって、ずっと寝ています。とはいえ、入院したわけではないので、食事を作ったり、洗濯したりぐらいはやらざるを得ないですけどね。消化の良いものしか食べられないので、売っているものはほとんど食べれず、自分で作るしかなく。こちらはおかゆにもサンタン(ココナッツ)が入っているものがほとんどで、消化が悪いので食べられないのですよね。

 

薬も飲んでいますし、全体的には良くはなってきていますが、良くなったり、悪くなったりを繰り返しています。なかなかスムーズに良くならないものですね。今でも、胃の中に石が入っているように重いです。体も熱くなったり、元に戻ったりを繰り返しています。体温も平熱より低くなったり高くなったり。変な感じです。

ある意味、深刻な病気なので仕方ないですけど。今は治療すれば致死率はかなり低いですけど、一応、致死性の病気ですしね。

 

ちなみに記録のために書いておくと、私の症状は、腹痛、吐き気、下痢に始まり、夕方からの発熱、偏頭痛、体(特に背中と腰、ふくらはぎ)の痛みと不快感です。今は、起き上がるたびに起きていた偏頭痛は止まったので楽になりましたけど。7年ぐらい前にも一度チフスになったことがあるのですが、その時は、風邪のような症状でした。その時のことは、またそのうち書きますね。でも、前回の経験があったので、今回、割とサッと病院へ行けたので、その点では良かったです。

 

薬飲んで静養していれば治るのでしょうが、治りきらないうちに無理をして、何ヶ月も、下手をすれば一年も、なんども繰り返す人のことも、周りで割とよく聞くので、心ははやりますが無理をしないようにしたいです。抗生物質を飲んだ患者のうち、10〜20パーセントは、症状がぶり返すと読んだので、本当に気をつけなければですね。耐性菌も出てきているようですし。

 

こちらの人は、ゆったり構えて、急いだり、無理をすることがないですが、チフスのような病気になってみると、とても理にかなっているなぁという気になります。そうやって体力を落とさないようにしておかないと、若くても病気になって命まで落とすことになりかねないですから。その確率が日本よりずっと高い気がします。

今回も、私は少し疲れすぎていたかなぁと思います。体力があれば、汚染された食べ物を食べても、発症する確率は下がると思うので。

 

ジャワにいると、環境のせいか、日本にいる時とは比べ物にならないぐらい疲れやすく、無理がきかないことはわかっているのですが、どうしても頑張ってしまいがちです。日本人のサガですかね。

郷に入れば郷に従えで、もっと頑張らないことを学びたいものです。

 

読んでくださってありがとうございました。

あなたにとって素敵な1日となりますように。

 

<ソロの庭の植物シリーズ>

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アデニウムの花

 

 

 

明日からジャワへ

このブログにご訪問いただきありがとうございます😊

 

明日からジャワへ行ってきます。

明日の飛行機が朝早めなので、今日から関西入り。

明日はまず、ジャカルタへ。マレーシア航空で、クアラルンプール経由です。マレーシア航空は初めて。クアラルンプール経由は、以前、エアアジアをよく使っていた時に、何度もありますが、マレーシア航空だと、ターミナルが違うようです。どんな感じなんでしょう。

そしてジャカルタで一泊して、次の日に仕事の用を済ませた後、飛行機で中部ジャワのスラカルタへ。

 

ここのところ、肩の治療に詰めて行っていたこともあり、バタバタして、家でやり残したこともいろいろあり、あまり実感がないままの渡航になりそうです。忘れ物がなければ良いけど。

おまけに、今、左肩や左腕で荷物がほとんど持てない状態で、かなり不便。荷物も多くちょっと不安ですが、まあ、なんとかするしかないですね。

 

無事に目的地まで到着できますように!

日本へは桜が咲く前ぐらいに戻ってきます。

 

今日はご報告でした。

 

読んでくださってありがとうございます。

あなたにとって素敵な1日となりますように。

 

〈今日の植物(家の植物シリーズ)〉

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種から育てた虹色スミレの一番花

 

私のかわいい植物たちともしばらくお別れ。

家族に託して行きます。無事に寒い冬を越して、春に私が戻る時には、元気な姿を見せてくれますように。

 

 

 

 

肩関節周囲炎の治療

このブログにご訪問頂きありがとうございます。

 

最近、病気や体の悪い部分に関してちょくちょく書いていますが、今回も体の悪い部分に関して。まあ、そういう時期なのでしょうかね。それに、同じような症状の人の何かの役に立つかもしれないと思い、自分の記録のためにも書いておきます。

 

いま、関節周囲炎で、ちょっと大変。肩関節周囲炎は、いわゆる四十肩、五十肩のことです。いろいろしらべてみたけれども、原因は分かっていないとのこと。

ただ、私はなりやすい人の条件にいくつか当てはまっているなぁ。糖尿病の人はなりやすいとか。そして、肩を痛めたことのある人もなりやすいらしい。以前、舞踊でコンクリートに手を着いた時に、肩を痛めていて、反対側の肩に比べて、ある方向へは動きにくくなっていたのですよね。それでも、もともと肩の関節が柔らかかったので、何の支障もなかったのですが。

そして、私の首はストレートネック。姿勢が悪いのでしょうかね。子供の頃は猫背で、母によく注意されていたものです。中学生の時に舞踊を始めてから急に姿勢が良くなり、みんなに「姿勢が良いね」と褒められるようになりましたけれども、もともとの姿勢が良くないので、疲れたり、だらだらしたりすると、猫背になるのですよね。

 

まあ、それは置いておいて、実は7か月ぐらい前から、肩甲骨の辺りがちょっと痛いなぁとは思っていたのです。でも、夏にジャワに行くので、ジャワで行きつけのマッサージのおばちゃんに何とかしてもらおうと思っていたのですが、結局、良くならず。でも、特に何かに支障があるわけでもなかったですし、信頼できる最近の整体や接骨院、マッサージを知らなかったので、そのまま放置していたのです。(ずいぶん前には、少し遠方に信頼できるところがあったのですけれども、何せ長く日本を離れていたので。)途中、たぶん四十肩だと気づいたのですけれども、放っておいても自然に治るという話を聞いたので、まあ、そのうち治るだろうとたかをくくっていたのです。そうしたら、年末ごろからちょっとひどくなり、いろいろ支障が出てきました。1月末からジャワに行くことになっていましたし、ジャワでひどくなったら、それこそどうしようもないと思い、年明けから何とかしようと動き始めました。

 

通いやすいところをと思い、近所で口コミで評判の良い接骨院いくことにしました。根本から改善するところ。しっかり話を聞いてもらい、説明も受け、とても良いところだと思います。長期的には、ストレートネック改善のために定期的に通おうかなぁと思っているところ。でも、根本的に直すには時間がかかり、肩の痛みが急に治るはずもなく…。それは当たり前なので、理解できるのですが、ちょうど炎症が進んで痛くなる時期と重なったのか、それとも、血流が良くなって、一時的にもっと痛くなったのかは分かりませんが、最初の3回ぐらいは、治療に行っても、その後、痛みが減らない感じで、逆に痛みが増したように感じる時もあり、反対の肩にも今年に入ってから少し感じている違和感も増してきたこともあり、ジャワ渡航まで時間がないので、焦りました。それで、あまり良くないかもしれませんが、少し離れた場所にある、別の評判の良い整体に行ってみることに。ジャワ渡航まで時間もないことですし、問題は私にとって切実なので、結局両方行っています。やはり傷みが激しく、夜中に何度も目が覚めたり、何もしていなくても痛みを感じるのはつらいもの。私の場合、ひどい割には腕が上がるので、ジャワ舞踊を踊るにはそれほど支障がないのですが、ある方向には動きにくく、とっさに動くと激痛が走ったりします。

最初の接骨院に行くようになって、主に首への施術で、首が柔らかくなったり、肩が温かくなったりするのは感じるので、効果はあるのでしょうし、時間をかければ治るだろうと思いますが、やはり、痛みがつづくと、早くどうにかしたくなりますね。痛みを取りながらも、根本的に改善していく方法があると良いのですが。我慢し続けるのはつらいです。

次に行った整体の方は、1回施術してもらった後、すぐに痛みが取れたのですが、こんなに急に痛みを取っても大丈夫なのだろうかと思っていたところ、やはり、次の日には痛みは戻ってきて、忙しくて無理したこともあり、2日もたつと、その前より痛く感じる部分が出てきました。もちろん、良くなった部分もあったのですが、困ったことに、左腕で荷物が持てなくなり。左肩に力が入らない感じ。そして、左肩から手首にかけてズーンと痛く感じる部分があったのです。その整体での2回目は、違う方が施術してくれ、骨盤矯正も含め、かなり違った方法で治療してくれたのですが、それでやっと、この2日ほど、少しずつ痛みや違和感が取れてきたと実感できるようになりました。私に合っていたのかもしれません。このまま、順調に良くなってくれるとよいのですが。

左腕で色んなことができないのは、本当に不便です。また、痛みがあると、いろんなことをする気にもなれず、落ち着かず、私の場合、木を紛らわすために食べる方に走りそうになります。

2か所に通うのは、あまり良くないのかもしれませんが、時間がなくて焦っているので、この方法にかけてみました。相乗効果で良くなったのかなという気もします。ただ、一方は動かすなと言い、もう一方は、改善のためのエクササイズを教えてくれる。先日レントゲン写真を撮りに行った整形外科でも、パンフレットをくれて、そのように動かすように言われたし。ネットで調べても、経験者に聞いても、いろいろな意見があって、どうすればよいのか、よくわかりません。まあ、治療にもいろいろな方法があるということなのでしょうかね。余談ですが、今回、周りの人にもいろいろ聞いてみたのですが、四十肩になった経験のある人が意外に多くてびっくりでした。

 

ちなみに、整骨院や整体の先生たちの名誉のために言っておくと、外国で色んな施術を受けてきた私からすると、日本の整体、マッサージなどの技術はとても高いと感じます。とても的確に治療してくれる先生が多いです。その点では、いま日本にいられてラッキーですね。

 

この数週間、痛みと共に生活してみて、痛みがあるというのは、本当につらいことだなと実感しました。痛みがあることによって、出来ないこともあるし。何かに躓いて、とっさに受け身になっても激痛が走るし。電車のつり革を持つのも、急に電車が揺れても激痛が走るので、危なくて持てないし。そう思うと、電車の中でたまに理解できない動きをする人がいても、もしかして、その人は、どこかに痛みを抱えているのかもしれないなぁ。

私の場合、自分で痛みを感じないと、他人の痛みも想像できないようなので、これもよい機会かもしれませんね。

そして、誰もが言うのは、「四十肩は必ず治る」ということ。それが救いです。

これも起きるべきことが起きているのでしょうし、あまり悩むことなく、さらりと過ごしていけたらなぁと思っています。

それに、以前から問題だと思っていたストレートネックを治すという、良い機会にもなるかもしれません。

 

すべてなるようになっていくのでしょうね。まあ、ゆるゆるとやっていこうと思います。これまで、いろいろ無理をしてくる中で頑張ってくれ、今も頑張ってくれている私の身体に感謝。これからは、無理なくいきたいものですね。追い求めるものなど何もなく、今にすべてがあるのですから。

 

読んでくださってありがとうございました。

あなたにとって素敵な一日となりますように。

 

<今日の植物(家の植物シリーズ)>

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「庭の水仙の花」photo by Kaori



 

眼科にて(緑内障に関して)

このブログにご訪問いただきありがとうございます。

 

今日は病気に関して。

緑内障で、専門の医師に診察を受けました。

先週の記事にも書きましたが、右目の緑内障が、診断を受けてからこの10年ほど少しずつ進行していることと、まだ若くて先が長く、年を取った時に困るだろうということで、専門の医師にかかることにしたものです。

ちなみに、先週の記事は以下からお読みいただけます。

病院通い - 香りの舞い ~流れる水のように 燃える火のように 静かな大地のように 自由な風のように~

 

紹介状を書いていただき、街中の大きな眼科病院へいきました。朝9時ごろに行ったのですが、すでにすごい人。受付番号を見ても、私の前に少なくとも100人は来院しているようでした。眼科ってなぜこんなに混むのでしょうね。うちの近くの眼科でも、先生が1人で規模が小さいとは言え、ものすごく混み、特別な検査などがない限り、予約制ではなく、待ち時間が半端ではないです。

今回行った、眼科の大きな病院でも、初診の場合は予約が取れないので余計に時間がかかったのかもしれませんが、様々な検査も含めて、4時間以上かかりましたね。たくさんの人の中で座って待っていて、それだけでちょっと疲れた感じがします。

働いている人の数も、半端なく多くて、てきぱきしていても、こんなに混むので、目が悪い人って多いのでしょうね。

こんなに時間がかかる病院は久しぶりで、ジャワでのことを思い出しました。ジャワでも、調子が悪くなると、病院に行くこともありましたが、毎回、本当に時間がかかりましたから。長時間待って診察が終わっても、薬が出るまでに、1時間以上かかることが普通でしたし…。何とかならないものでしょうかね。ジャワも日本もお医者様の数が足りないのでしょうかね。

 

さて、この眼科でいろんな検査をしましたけれども、普段とは違う検査方法もあって、なかなか興味深かったです。視野検査でも、真ん中の10パーセントの視野だけ検査したり。その結果、やはり右目はけっこう進行しているらしいとのこと。それでも、特に視野が欠けている感じはしないのですけれどもね。でも、ちょっと見にくい感じはするかも。眼圧は正常と言われる値の範囲内で、以前にレーシック手術をしていて、実際の眼圧よりも低い値が出るのを換算しても、正常値内。ただ、日本人の場合、緑内障の人の半数は、眼圧が正常値内なのだそう。なので、日本人には、もっと低い眼圧を正常値とするべきなのではないかともいわれているそうです。

私の場合、すでに3種類の目薬でコントロールしているわけですし、それでも緑内障が進んでしまうのであれば、手術しか解決法がないとも言われました。まあ、私としては、いつか失明するよりも、良くなるのであれば、手術でも構わないのですけれどもね…。まだ、リスクなどは聞いていないので何とも言えませんが。

私の場合、眼科に行くのは午前中が多く、もしかして、一日のうちで、大きな眼圧の変動があるかもしれず、それを調べてから、治療方針を決めたいということで、一泊入院をして検査することになりました。ただ、来週末から3月末までは、私が忙しくて無理なので、4月に入ってからになりました。10年かかって、ほんの少しずつ進行しているので、2か月ぐらい違っても、それほど変わりませんしね…。

まあ、一般的には大変なことなのかもしれませんが、実は、ちょっと楽しみだったりします。けっこう、自分の身体の中で何が起こっているのか知るのが好きなのですよね。どう検査をして、どういうことが分かるのかも、ちょっと楽しみ。お気楽すぎますかね。

でも、自分の身体の状態は受け入れるしかないですし、病気から学べることも多いと感じるので。病気もそう悪いものではないかなと思います。私の場合、もともと他人の気持ちを思いやることに鈍感な方なので、いろんな病気やつらい経験によって、ある程度、いろんな人の気持ちがわかるようになったというか、思いやれるようになったように思います。病気はないに越したことはないですが、私にとって、病気は、いろんなことを知るために必要なものだったのかもしれませんね。そして、自身が無理しすぎないためにも。

まあ、なるようになるさと、気楽に構えています。

 

実は、この眼科病院へはその前日にも行ったのです。いつも行っているかかりつけの眼科の受付の人に、紹介状の宛名になっている先生は、その日の午前中に診察をしているから、こちらから、その日に行きますのでと電話しておくから、必ずその日の8時半から9時の間に行くように言われたのです。それで当日行ってみると、なんとその先生は、その曜日の午前中はいつも手術をしていて、診察はしていないとのこと。かかりつけの眼科の受付もいい加減なものですね。本当にちゃんと電話して置いてくれていたら、お目当ての先生によるその日の午前中の診察はないことも分かったはずでしょうに。こちらは交通費をかけて、時間も割いてい行っているのに。でも、その日は、その後の予定も詰まっていたので、もし、その日に診察してもらっていて4時間もかかったら、その次の予定に支障が出るところだったので、その日が診察でなくて、やっぱり私はラッキーだったのだ!と思っております。決して負け惜しみではないですよ~。やはりお気楽ですかね~。でも、すべては起こるべくして起こっているのかと思うので、それでよかったのだと思います!あまりとらわれずに、ゆる~くいきたいです(笑)。ゆる~くいくのは、ジャワで学んだ重要なことかも!少しぐらいのことでは、全く動揺しなくなりましたから。

 

読んでくださってありがとうございました。

あなたにとって素敵な一日となりますように!

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「散歩中の太陽」photo by Kaori

 

 

 

 

 

 

ジャワへ(近況報告)

このブログにご訪問頂きありがとうございます。

 

今日は近況のご報告を。

 

今月末から3月半ば過ぎまで、仕事でジャワへ行くことになりました。

その後も今年は3か月ごとに1か月程度、ジャワへ行くことになりそうです。中部ジャワのスラカルタでの勤務というのもうれしい。スラカルタは以前長く住んでいて、友人や知り合いがとても多い町です。私にとっては今一番知り合いが多い町かもしれません。

NPO法人のジャワでの防災に関する活動にまた関わらせていただくことになりました。2016年春まで関わっていた活動の、次の段階の活動でJICA草の根事業から助成を受けているものです。インドネシアにおける「官民協働によるコミュニティラジオを活用した防災力強化事業」というもの。インドネシアのいくつかの火山周辺の村々が対象地域になっていますが、そこからの大きな広がりや成果期待できる事業です。前回に続き、今回もすでに始まっている事業への途中からの参加ですが、また声をかけてくださったこと、本当に感謝です。そして、素晴らしい活動にまた関わらせていただけ、社会に貢献できるのは、本当にラッキーです。私の世界も想像もできなかった方に広がっていきそうな予感がします。

ただ、以前のように、ずっとフルタイムで関わっているわけではなく、ジャワにいる間と、日本では短期間のみのお仕事。安定的な仕事とはいかないですが、いろいろ他の活動をする時間もあるので、舞踊や音楽、その他の活動の幅も広げていきたく、書き物もしたい私には、とてもありがたい仕事だと思っています。2016年に日本に戻ってきてからこの2〜3年、細々ながら続けてきた様々なことも続けられそうですし。ジャワは大好きだけど、ジャワにずっと滞在するのは、いろんな面でなかなかきついなぁと思っていたので、こういうペースでジャワと日本を行ったり来たり出来るのは、私にとってはまさに理想的。ありがたいことです。何事も流れのままに、ですね。何事もなるようになる。

実は以前からアートと災害/防災に関しての調査研究もしていたので、そういう意味でもこの活動にはちょっと縁を感じています。

 

今回の活動(仕事)でも、以前と顔ぶれはほとんど一緒なので、一緒に仕事をするのは、知っている人ばかり。そして、私は彼ら/彼女らが大好きなのです。彼らの活動と推進力は本当にすごくて、尊敬できる人ばかり。そして、とても明るくて良い人たちなのですよね。また、とても仲良くしてくれます。そういう意味でも、とても恵まれていますよね。

ジャワ行きは来週末ですが、すでに先日東京でジャワからの日本研修の通訳などのお手伝いを2日ほどさせていただいたり、その資料の翻訳をさせていただき、気分は盛り上がっています。やはり素晴らしい活動だと。この仕事は2年以上のブランクがあるので、いろいろ忘れていましたが、思い出す良い機会になりました。

また、機会があれば、この活動についてもブログに書けたらなと思っています。

 

以上、近況報告でした。

 

こうやって、気軽にあちこちに飛んで歩けるのも、家族あってのこと。感謝を忘れずに、誠心誠意、でもリラックスして楽しみながら、仕事もプライベートも芸術活動も執筆もその他のことも全て、やっていきたいと思っています。

 

以下は、今回、仕事で訪れたNHK文化放送研究所から見えた東京タワーと夕陽の素晴らしいコラボ

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「東京タワーと夕陽」photo by Kaori



 

読んでくださってありがとうございました。

あなたにとって素敵な1日となりますように。