巳の日に辯天堂と聖天島へ
いつも読んでくださってありがとうございます。
今日は、事情があって、東京での午前中の予定がキャンセルになり、思いがけず、時間が空いてしまったので、昨日に引き続き、上野、不忍池の辯天堂へ行ってきました。
なぜかと言えば、今日は巳の日。初巳祭、大般若転読法要があり、どういうものなのか、ちょっと興味があったからです。
法要は午前10時からということでしたが、お堂の中に入って待っていると、10時5分前から始まりました。
その頃になると、広くはないお堂は、人でいっぱいになりました。頻繁に参加している人たちも多い雰囲気。
法要なので、写真は取らなかったのですが、まず、お坊様が12人ほど、入場されて、席に着かれました。それぞれの前には、木の箱が。そこには、お経がたくさん詰まっています。
大般若転読法要を調べてみました。
仏事の法要名。大般若経600巻を短時間に読み上げる法要。そのために,たとえば30人の職衆(しきしゆう)に20巻ずつ分担させるなどしたうえ,転読という速読法を用いる。転読は,巻物仕立ての経を転がしながら目をとおすことから出た言葉だが,法要には折り本を用い,表裏の表紙を両方の手で支え,経巻を右または左に傾けながら本文の紙をぱらぱらと一方へ落とすようにする。そのとき,経題だけは毎巻大声で読み上げる。…
とある。
そのように、11人のお坊様方が、箱からお経をまとめて出し、赤っぽい表紙に黄色い紙の、大般若経を、バラバラと、蛇腹のように大きく広げてめくり、終わったものは、まとめて木の箱の中にしまっていました。
読まなくても、輪読でも大きな功徳があるとか。
これまでも、何度か見たことがありますが、何度見ても、なかなか興味深い。
そして、その後に、観音経をみんなで音読しました。
観音経は、実は、後半だけは、普段から読んでいるので、かなり読めるのですが、前半を読んだのは初めて。なんだか、難しかった。意味も分からず、なんのこっちゃという感じで呼んでいましたけれども、なんだか、神さま(仏さま)の名前がたくさん出てきたような。それも、マハーバーラタなどに出てくるような?
詳しくなくてすみませんが、なんだか、最近、そんなところから、ジャワと日本の深いつながりを感じたりするのです。(もちろん、インドから繋がっているのでしょうが、私自身は、インドとはまだあまり縁がなく、ジャワととても縁があるので…。)
そんなことを考えながら、つっかえつっかえ、そして、たくさん間違えながら、読みました。
なじみのある観音経の後半にきたら、なんだかほっとしました。
読みなれている部分は、読みながらも意味を探ろうという気持ちが起きる。
観音経が終わり、法要は終わりとなりました。
お隣の大黒堂でも護摩行をやっていたようで、一部の方々は、そちらの方へ渡り廊下を伝っていかれたようです。私は、よくわからないので、外から見ていたのですが、護摩をたいた後の煙に、お財布をかざしていらっしゃる方が多いように見えました。
そういうものなのですね。
興味深かったです。
その後、巳の日だけ開門されるという、聖天島へ。
島と言っても、とっても小さい土地。あることさえ気づかないような場所です。
私は、聖天さま(ガネーシャ)が、なぜか大好きなので、お参りしたかったわけです。
辯天堂のすぐわきの、白い鳥居が立っている場所です。
しばらく見ていましたが、興味を持った外国人が何人も入っていくのは見えましたが、日本人はあまり参拝していないみたい。まあ、たまたまその時間にいなかっただけかもしれませんが。
巳の日には、開いているのですね。
鳥居のところから。正面が聖天社でしょうか。
その周りには、いろんな像や石碑が。
これはどなたなのでしょうか。
ジャワの古い寺にもありますね。Candi Sukuhとか。
聖天社らしき祠を横から見たところ。
これは何かの像だったのかな?
この石碑はよく読めませんでした。
こちらは、どなたの祠なのでしょうか。
すみません。私には読めません…。
御嶽山とのつながりは何なのでしょうね。
灯篭など。
中々雑多な感じの面白い場所のように感じました。
でも、聖天さまにお参りさせていただけて、ありがたかったです。
この後、まだ時間があったので、上野公園辺りを、うろうろしました。初めて、この辺りをうろうろしましたが、なかなか楽しく、気持ちの良い場所ですね。
この後に訪れた場所は、また、機会があればご紹介させてください。
読んでくださってありがとうございました。
あなたにとって素敵な一日となりますように。