香りの舞い ~流れる水のように 燃える火のように 静かな大地のように 自由な風のように~

ジャワ舞踊やガムラン音楽に関すること、日々の気付きや学び、海外生活で見聞したこと、大好きな植物や動物に関してなどを、私が感じたことを気ままに、ゆるゆると書いていきます

台風一過で感じたことと、朔日参り

いつも読んでくださってありがとうございます。

 

私の住んでいる辺りでは、昨夜、台風が抜けていきました。そして、今日は暑いです!

台風は、ほぼ真上を中心が通っていったようです。

夕方4時ぐらいから、時折暴風が吹き始め、徐々に強くなっていき、夜10時ごろは、家が揺れるほどの暴風になりました。雨もかなり強かったです。

そして、夜11時ごろになると、雨も風もピタッと止まったのです。

台風の目に入ったのかもしれませんね。

その時の静寂といったら。何というか深みがありました。

外に出てみると、気持ちのよい、そよ風が吹いていて、秋の虫が静かに鳴いていました。時折、少し強い風と雨がパラパラする程度。月か星が見えるかもと、空を見上げてみましたが、まだ雲がかかっていて、見えませんでした。

何事もなかったような静けさ。

それまでの、暴風と雨、それらが奏でる喧騒がうそのよう。

自分の心もいつも騒いでいるけれども、こんな静けさが、実はいつもそこにあるのだということ、妙に腑に落ちました。

ジャワ舞踊でも、この静けさが大事だと思う。それがなければ、私には、深みがないように見える。たとえ、激しく動いていても、そこにある静けさを感じられる踊り手が私は好き。それはジャワ舞踊に限らず、どんな踊りでもそうかなと思います。私も10代や20代のころは、ジャズダンスやらモダンダンスやら創作舞踊やら、いろいろプロの踊り手としてやってきたけれども、いつも追求していたのはその部分だと思う。水墨画の空白部分のような静けさ。そこにすべてがあるようなスペース。ジャワ舞踊でも、そこがいつも頭にあるし、きっと、一生、私なりにそのことを大切にしながら、どう踊りで表現するのか、追求しながら踊っていくのかなと思います。

そんなことを考えながら、台風の目の中の静けさの中にいました。

 

すぐに吹き返しの風が来るかと思ったら、なかなか来ず、静けさは継続していました。それで、もう台風は過ぎてしまったのかなと思って、雨戸を開け、夜中だったけれども、玄関内にいれていた植物を外に出したりしました。

 

そうしたら、寝付き始めた、午前1時ごろ、結構、強い風がまた吹き荒れ始めました。一応、雨戸はもう一度閉めましたが、外に出してしまった植物は、もうしょうがないし、大丈夫だろうと放っておきました。朝になって確認したら、倒れている植物もありました。まあ、それほどの被害でもなく大丈夫でしたけれども。

油断大敵ですね。通り過ぎたと思って、すぐに油断するものではありませんね。

 

今回の台風は、前回の台風21号よりも、私の地域では、雨は多かったけれども、風は、少し弱かったような気もします。それでも、かなりの暴風でしたけれども。台風21号の時は、もっと植物の被害が大きかったので、今回は直撃だったけれども、まだましだったのかなと、ありがたかったです。ちなみに、台風21号の時は、私の地域の西側を通っていったはずです。近かったけれども、少し離れていました。

 

今回の台風で、うちでは、停電もせずに、何事もなかったですけれども、雨風がしのげる家があるということは、本当にありがたいことだなぁと、あらためて思いました。実は、停電は、インドネシアに住んでいた時は、しょっちゅうあったので、電気のありがたさは身にしみているのですけれども。今は、いろんなことが便利過ぎて、サバイバル能力が落ちているかなと感じることも、よくあります。

 

台風一過で、今日から10月!気分も一新したい感じです。一日ということで、恒例の近所の神社へお参りに行きました。

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「近所の神社」photo by Kaori

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「近所の神社」photo by Kaori

奥の社殿もなかなか素敵なのです。

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「近所の神社」photo by Kaori

社殿の裏には、台風のせいか、たくさんのドングリが落ちていました。

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「社殿の裏に落ちていたどんぐり」photo by Kaori

 

社殿の脇には、アゲハチョウが二羽いました。最近、アゲハチョウに縁があるかも。

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「社殿横の花にいたアゲハチョウ」photo by Kaori

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「社殿横の花にいたアゲハチョウ」photo by Kaori



この神社の境内には、素敵なお稲荷さんもあるのです。最近は、ここにもお参りするようにし始めました。

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「近所のお稲荷さん」photo by Kaori

 

もう一つ、家から1~2分のところに、高龗社という、小さなお社があり、そこはよく通るので、ちょこちょこお参りしています。どこか、もっと山の中にあったようですけれども、区画整理で、何年か前に、住宅地の真ん中に移動してきたよう。住宅地の真ん中の敷地に、いきなり、玉砂利がひかれ、最初は木の碑が建っていたと思うのですけれども、最初は、なんだかわからずに、なぜか、新興宗教か何かで、誰かが個人的に建てたのかと思い、ちょっと怖くて、避けていましたけれども、徐々に、お社としての体裁が整ってきました。説明文のある看板も出て、それで、何なのか分かったのですけれどもね。写真は撮っていないです。どういう経緯でそこに来ることになったのか、ちょっと興味があったりします。

 

読んでくださってありがとうございました。

あなたにとって素敵な一日となりますように。