香りの舞い ~流れる水のように 燃える火のように 静かな大地のように 自由な風のように~

ジャワ舞踊やガムラン音楽に関すること、日々の気付きや学び、海外生活で見聞したこと、大好きな植物や動物に関してなどを、私が感じたことを気ままに、ゆるゆると書いていきます

肩関節周囲炎の治療(ジャワにて)

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以前、肩関節周囲炎(いわゆる四十肩)になり、治療していることを書きました。

ちなみに、以下からお読みいただけます。

 

肩関節周囲炎の治療 - 香りの舞い ~流れる水のように 燃える火のように 静かな大地のように 自由な風のように~

 

2019年1月20日の記事ですが、あのあと、治療に通うも一向に改善しているような感じがせず、ある人に、「絶対に鍼治療が良い」と勧められて、ジャワ出発前の数日間だけ、鍼治療に通ったりもしていました。そこで、鍼を刺して電気を通す治療をしてもらったのですが、それが一番よかったような気がします。電気を通すというのはちょっと効果があるのかもと思いました。ソロにも鍼のクリニックがあることは知っていたので、ソロでも鍼に行こうと考えていました。

 

1月26日に自宅を出発して関西に向かい、翌27日に関西国際空港からジャワへ向けて出発したわけですが、その頃は、痛みもひどく、動きも悪く、左腕で荷物がほとんど持てない状態でした。いつもはたくさん持っていくお土産もほとんど持って行かないぐらい荷物を減らしたのですが、長期滞在ということで、荷物はそれなりに多く、大変でした。大きなスーツケースはあらかじめ、関西空港に宅急便で送っておいたのですが、機内持ち込み手荷物が困りました。けっこう電子機器(コンピューター、携帯電話、カメラ、ビデオカメラ、録音機など)が多く、手荷物が重くなりがちなのです。負担がかからないように機内持ち込みできるスーツケースにしようと思っていたのですが、今回乗るマレーシア航空の手荷物持ち込み上限は7kgまで。機内持ち込みスーツケースにすると、スーツケースだけでその半分は重量がとられ、全然荷物が持っていけないのです。(でも、実際乗ってみたら、結構みんな大きな手荷物を機内に持ち込んでいました。スーツケースにしておけばよかった。でも、たまに、チェックインの時や搭乗口で問題になるのですよね。荷物のことで、チェックインカウンターでいろいろ交渉したり、喧嘩したりした経験も多数あり、ちょっとトラウマになっています。)

そんなわけで、リュックすることにしたのですが、問題は、左肩にリュックがかけられないことです。そして、右肩も、左肩の四十肩が始まった時と、同じような症状が始まっており、無理させられない。結局、ハイキングなどに行くように、腰回りと胸の前にサポートがあるものにしました。胸の前のサポートを短くして、リュックの方にかける部分を少し真ん中のように寄せるようにすれば、肩の方にそれほどリュックの重量がのらないのです。

そんなこんなで、工夫しつつ、人の助けも借りつつ、何とかジャワにたどり着きました。その途中に、やっぱりさらに肩を痛めてしまいましたけれども…。重くない荷物でも、飛行機の荷棚に荷物を載せようと思うと、私は力がないのでどうしても両手を使うことになり、結果、悪い方の方をさらに痛めてしまうのですよね。

 

最終目的地のソロには28日に着き、その2日後、仕事が終わった後、いつも行っている王宮の夜のガムランと舞踊練習に行ったところ、たまたま、私が以前、男性荒型の舞踊を習っていた先生がいらっしゃいました。彼は、その練習にくることはめったにないですし、私も疲れていて練習に行くか迷っていたので、本当にそこで彼に会ったのも何かの導かれた縁だなぁと思いました。彼に肩の問題の話をすると、彼もやはり、肩から腕を痛めていて、治療に通っており、良いとことがあるからそこに行ったらどうかと、勧めてくれました。ジャカルタにいる時に彼が足を痛めた時も、ジャカルタではどうにもならなかったけれども、ソロのその場所を勧められたのだとか。

そこは、障害のある方々の施設(YPACというところ)に併設されている、理学療法のクリニック。一般の人も受け入れてくれます。家からも割と近いです。私の踊りの先生がかかっているWahyuさんという理学療法士さんに治療してもらうことにしたのですが、これが結構当たりだったように思います。

まず、赤外線で温めつつ、電気を通すパットみたいなものを患部に当てて、しばらく電気を通し、その後、少しマッサージしたりしながら、徐々に動かし、痛くてそれ以上動かない所より少し大きく動かして、可動域を広げていくわけです。まあ、ちょっと痛いですけれども、それほどでもないです。私にとっては、良くなることの方が重要で…。理学療法士さんは、当たりはずれがあるとネットで読みましたが、今回かかっている理学療士さんは、なかなか良いです。(もっとも、他の人にかかったことがないので比較しようがないですが。)

この1か月ほど、仕事終わりに週2回通っていますが、可動域が結構広がってきました。まだまだ、動かない方向があるので、時間がかかると思いますが、やはり良くなってくると嬉しいものです。治療に行くだけではなく、可動域を広げるためのエクササイズも教えてくれるのですが、それが涙が出るほど痛いときも。でも、やらないと「やってないでしょう」と怒られ、治るのも遅くなるので、なるべくやるようにしています。やはり、昔々、少し肩を痛めたのが影響しているらしく、時間がかかると思うよとは言われていますが、気長に治そうと思います。

寝ている時の痛みがずっとあって、なかなかつらかったのですが、最近になって、まだまだ痛いものの、痛みも減ってきています。それは、もしかして鍼が効いているのかもしれませんね。

実は、ソロで鍼治療にも通っているのです。中華系のおじさんがやっています。普段は、病院の神経科で鍼治療をしているらしく、開いているのは朝6時から8時と、夕方5時半ぐらいから8時までのみ。家からバイクで5分かかるかかからないかぐらいの場所なので、いつも早起きして、週2~3回朝6時半ごろ行っています。ここの鍼治療は、日本で一般的に行われているように、鍼を刺してしばらく置いておくものではなく、一本の鍼のみを使い、患部に刺しては、少し押し込んで抜き、刺しては抜きしていくもの。だいたいいつも20~30か所ぐらい刺すでしょうか。でも早いので、5分ぐらいでさっと終わります。こういう治療は、すぐに効果が出るわけではないので、どう効いているのかは分かりませんが、肩に関しては、藁にもすがりたい気持ちなので、通っています。痛みのある所に刺してくれるので、痛みに効いているような気もします。

 

他にも、昔から通っている薬草サウナとマッサージにも週1回は行くようにしています。こちらは、体調管理のためですが、ここのおばちゃんが「私でも、その肩は直せる。これまで、何人も直してきた」と言い張るので、そちらの方の治療も少しやってもらっています。

ただ、日本の接骨院の先生や、こちらの鍼の先生が、「マッサージはよくない。やめたほうがよい。」と言っているのが気になっています。日本の先生は、「じぶんでもむのもやめなさい。」というほどでした。こちらの鍼の先生は、「その辺のおばちゃんに何時間もマッサージしてもらうのはよくない。それが筋肉のトラウマになって、こんな風になる。でも、理学療法士ならよい。何をやっているかわかっているし、長くマッサージしたりしないから」というのです。

まあ、私が行っているマッサージは、その辺のおばちゃんのマッサージとは違いますし、恐る恐るですが、やってもらっても、悪くなることはなく、ポイントポイントを押さえるだけで、長くマッサージするわけではないので、まあ良いかと思ってやってもらっています。

他にも、右肩も、左肩のはじめの症状と同じような感じになっているのが、気になっているのですが、理学療法では、一か所に集中するので、右肩は見てもらえず、鍼とマッサージでなんとか、ひどくならないように努力しています。

 

そんなこんなで、左肩の状態は、だんだん良くなってきています。でも、あと2週間ほどで日本に戻るので、その後がまた心配。日本では、「これは」と思うような、信用できる治療院をまだ見つけていないのですよね。

 

四十肩は、時期が来れば自然に治るという人も多く、私もどうすればよいのか、試行錯誤していますが、私は踊り手なので、可動域に後遺症が残らないように、しっかり治療出来たらなぁと思います。

 

今回はこんなところで。

読んでくださってありがとうございました。

あなたにとって素敵な一日となりますように。

 

 <ソロの庭の植物シリーズ>

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「雨の庭。今日は朝から雨」photo by Kaori