香りの舞い ~流れる水のように 燃える火のように 静かな大地のように 自由な風のように~

ジャワ舞踊やガムラン音楽に関すること、日々の気付きや学び、海外生活で見聞したこと、大好きな植物や動物に関してなどを、私が感じたことを気ままに、ゆるゆると書いていきます

クリスマスに思うこと

このブログにご訪問頂きありがとうございます。

 

世間は今夜、クリスマスイブですね~。

 

私自身は、今はクリスチャンではないので、キリスト教徒の友人や知り合いたちに、クリスマスのお祝いメッセージを送る以外、特に何もしないですが、華やかな時期ですね。イルミネーションも綺麗。

 

以前、アメリカに住んでいた時、縁あって、洗礼を受けて、クリスチャンだったこともあります。正教会(オーソドックス)です。ギリシャアラブ諸国エチオピア、ロシアなどは正教会が多いですよね。カトリックよりも古いキリスト教です。

正教会のクリスマスは、年によって日が変動すると聞いたことがありますが、アメリカの私が行っていた教会では、他のキリスト教と合わせて、12月25日にやっていましたね。その方がいろいろ好都合なのでしょうね。

ただし、イースターは、正教会独自の日程でやっていましたよ。キリスト教徒にとっては、クリスマスよりイースターの方が重要ですものね。

 

日本では、12月24日でクリスマスが終わってしまうような印象ですが、25日がクリスマス。アメリカでは、25日が本番。24日は、動物たちのクリスマスと言われていて、うちでも飼っていた犬たちにお祝いしてあげていました。

25日は教会へ行った後、家族や、近い友人家族たちと食事をしつつ、お祝い。

子供たちが、長々と、大量のプレゼントを開けるのに付き合い、ちょっと退屈~と思っていたことを思い出します。

サンディエゴに住んでいた時は、その後、大抵、海に行っていましたね。

 

90パーセント以上がイスラム教徒のジャワでも、キリスト教徒の人口は多く、クリスマスパーティーは、他の宗教を信仰している人たちも招かれて、あちこちで行われていました。クリスマスのお祝いのパーティは、クリスマスの後、1月いっぱいぐらいまで、いろいろ開かれていてびっくりした覚えがあります。1月にクリスマスパーティーでジャワ舞踊を踊ったことも何度かあります。一番覚えているのは、マンクヌガラン王宮で、現王の弟君がご存命の時に、彼はキリスト教徒だったので、王宮で盛大にクリスマスパーティを開き、そこで踊らせてもらったことです。確か1月の半ばだった。

クリスマスパーティでも、ジャワガムランにジャワ舞踊。なかなか良いですよね!

ジャワの教会では、実は、ジャワガムランを使ったり、ジャワの影絵芝居なども行われるところも結構あるのですよ。物語はキリスト関係のもので。

 

ジャワに、正教会はほとんどなく、カトリックプロテスタントがほとんどだと思いますが、実は、正教会は布教をするときに、地元の文化を取り入れることを推奨したと聞いています。その土地の音楽や言葉で、礼拝をおこなうということです。そういうところ、正教会を気に行っていたのですけれども、でもやはりしっくりこず、アメリカを離れると同時に離れてしまいましたね。実は、私は中学からプロテスタント系の学校へ行っていたので、聖書の勉強などもかなりしたのですけれども。

でも、子供のころから、今は宗教の時代ではないという気がしていたのですよね。キリスト教も結局は囲い込みの面も多々ありましたから。どこから登っても頂上にはたどり着け、いろんな門、入口があってよいと思うのですが、これでなければいけないというような態度が、随所にみられるのに、ちょっと抵抗があって。

私も、結婚するときに元旦那が教会のクワイヤを指導、指揮をしていて、その、いろんな人間関係から、その教会で式を挙げた方が良いと思わなければ、洗礼は受けなかったかも。洗礼を受けなければ、教会で結婚式は挙げられませんからね。それでも、キリスト教は嫌いじゃなかったのですが、やはりぴんと来なかった。私には合わなかったのでしょうね。

 

ちょっと、話がずれましたね。

 

日本では、みんながしていることを、自分もしなきゃいけないような風潮が強くて、クリスマスでも、その辺りにとても違和感を感じます。

 

クリスチャンではない人に、メリークリスマスと言うことも、私が言われることも、私にとっては大きな違和感。成人してからほとんどの時間を海外で過ごしてきたからでしょうか。いつも、相手の宗教を考えて発言しますし、相手の宗教にずかずかと入り込まないように気を使っていましたから。宗教問題は繊細ですからね…。

本当はどっちでもいいのに、私の意識も頑なだわ〜。

 

まあ、日本では、こだわりなくなんでも取り入れて楽しむことは良いと思いますけれども、それが出来ない人たちが、出来ないことで悲しんだり、苦しむことがないようであればよいなと思います。

みんな違ってよいじゃないか!

起こることを、良いとか悪いとかジャッジ(判断、審判)せずに、そのまま受け入れて、楽しむしかない!

結局は、自分のジャッジがすべての幻想を創り出しているのだから。

 

私自身は、祝いたい気分だったら、一人でも祝い、家族や友人と一緒だったら、それを楽しみ、でも、特に何もやる気になれなかったら、何もせずに普段通りの感じですかね。

この日だけ楽しむのではなく、ジャワのように、1月に入ってしまっても、クリスマスにかこつけて、パーティするぐらいの感覚の柔らかさがあっても良いかも!

 

でも、このクリスマスという日が、人種や文化や考え方の違いや、恨みつらみを超えて、お互い思いやる日になればよいなぁと思っています。

 

クリスマスに思うことを、つらつらと書いてみました!

 

読んでくださってありがとうございました。

あなたにとって素敵な一日となりますように。

 

 

<今日の植物(家の植物シリーズ)>

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「クリスマスカラーハナキリン」photo by Kaori