香りの舞い ~流れる水のように 燃える火のように 静かな大地のように 自由な風のように~

ジャワ舞踊やガムラン音楽に関すること、日々の気付きや学び、海外生活で見聞したこと、大好きな植物や動物に関してなどを、私が感じたことを気ままに、ゆるゆると書いていきます

胃カメラで検査

このブログにご訪問いただきありがとうございます。

 

先日、ひょんなことから胃カメラでの検査を受けました。

隣の市にある定期的に通っている病院でです。

 

以前、このブログでも書きましたが、私は糖尿病で、薬は飲みたくないので、食事と運動でコントロールしています。

コントロールはまあまあ良好ですが、糖尿病の人は、通常よりもがんになる確率が高いとのこと。

それで、がん検診は、定期的に受けるようにしています。

 

そして今回は、毎年やっている腹部エコー検査のついでに、胃カメラもやってみることにしました。

私の糖尿病の主治医は、うちから少し離れた場所で開業していますが、私自身、いろいろ調べて選んだ先生。

 

ちょっとその先生にたどり着いた経緯も書いてみますね。

糖尿病が判明たころはジャワにいたのですが、帰国予定だったので、日本の近所の医者に行くことにしました。でも、数か月たって、近所の医者では絶対に薬がやめられないし、これ以上良くなることもないと感じました。そのころ、再び長期のジャワ滞在が始まったので、自分でコントロールするために、いろいろ調べて厳しい糖質制限に走り、すぐに薬をやめて、血糖値は正常値になりましたけれども、厳しすぎる糖質制限にも疑問を感じていました。

以前、日本に帰国するたびに、かなり遠方の、とても厳しい糖質制限を推奨する先生がやっている病院に通っていたこともあるのですが、私の担当の先生が、その病院を辞める最後の日に私がたまたま診察に行ったところ、「コントロールもちゃんとされてるから、やはり、少しでも玄米などを食べたほうが良いんじゃない?厳しすぎる糖質制限は、がんになりやすいなどの研究結果もあるらしいし、いろいろ弊害もあることがわかってきているし」と言ってくれたのです。「やっぱりなぁ」というのが、私の感想でした。

そして、またいろいろ調べて、ゆるい糖質制限を推奨している、割合近く(車で20~30分)の先生を見つけました。糖尿病患者だけでも1,000人は通っているそう。個人病院ですが、検査施設も充実。

そこの先生が、多くの糖尿病患者を診てきた経験から言うのは、HbA1c(過去2か月ぐらいの血糖値の平均値がわかる)の値は、正常の人の値まで下げる必要ない。(正常値は6.2以下だと思うのですが)7か、少なくとも7.5より上がらなければ、合併症になる確率も低いから、それ以上頑張って、正常値まで下げる必要はないということ。(ちなみに糖尿病で死ぬことはありません。糖尿病の合併症で亡くなるのです。血圧やコレステロールはコントロール可能なので、それらに起因する合併症は大丈夫だとしても、がんは、まだコントロールがむずかしいですよね。それで、定期的にがん検診を受けているわけですが…。)

まあ、私は医者じゃないので、何が正しくて、何が間違っているかなんて判断できませんけれども、私自身、いろいろ納得できているので、その方針に従っています。やはり、自分が納得できるのが一番ですよね。私自身も自分の治療の経験から、結局、病気を治したり、コントロールしたりするのは医者じゃなくて、自分だと痛感しているので。それに身体のことって、やはりまだ解明されていないことが多いですし、私の身体も何か意味があって、血糖値が上がっているのだと思うし、それを「正常値」と言われる値まで下げる意味はあるのかなぁと思っていたのです。何事も、ほどほどが一番のような気がするのですよね。

 

ちょっと、話がそれましたが、私の主治医が言うには、胃がんはピロリ菌がいなければ、まず発症しないということ。それで、胃カメラをやって、ちゃんと確認し、もう一つ、精度の高いピロリ菌検査(呼気検査か便検査)をやれば、それ以降、少なくとも、10年は検査しなくても良いと。(それも考え方次第かもしれませんが…。)

私もバリウムを使ってのレントゲン検査には以前から疑問を持っていましたし、この先生が言うには、バリウムの検査なんて時代遅れの検査、やるだけ無駄とのこと。

この先生は、若いころはがんセンターに勤めていたとかで、胃カメラを行ったのも2万人以上とか。今回、私の目的を知っているので、しっかり見てくれました。

胃は全く問題なしで、95パーセントぐらいの確率でピロリ菌いないと思うけれども、もう一つ検査(便検査)をして大丈夫だったら、一生、胃がん検診はしなくてよいかも、と言われました。

どちらにしろ、定期的に通っている先生の所なら、将来的に何か見解が変わっても、臨機応変にやってくれるかなぁと思います。

 

検査の間にも、この先生はいろいろしゃべるので、聞いていたのですが、日本人は若い人ほど、ピロリ菌を持っている人が減っているということ。昔より環境が清潔になっているかららしい。それで、胃がんを患う人達も減ってきているとのこと。

反対に、大腸がんは増えているということでした。

 

私は、よくインドネシアへ行くので、その辺はどうなんでしょうねと聞くと、「インドネシア胃がん多いの?ピロリ菌は?今度インドネシア言ったら聞いておいて」と言うので、そういえば、インドネシア胃がんってあまり聞かないなぁと思う。

診察の合間にネットで調べてみると、インドネシアの人口当たりの胃がん罹患率は日本の10分の1。そして、なんと、インドネシアのピロリ菌は、日本のものと型が違うらしい。

私が読んだサイトによると、東アジア型のピロリ菌は危険で、ピロリ菌を持っていると胃がんにかかりやすいけれども、ヨーロッパのひとたちでピロリ菌を持っている人たちが胃がんにかかる確率は高くないそう。インドネシアのピロリ菌はヨーロッパ型のようです。

私も真偽はわからないので、「そうなんだ~」ぐらいで読んでくださいね。

なかなか興味深いなぁと思いました。

 

ちなみに、今回の胃カメラは鼻から

以前、2回ほど口からの胃カメラは経験していて、私自身は口からでも、特に苦しくもなく、ヘイチャラだったのですが、やはり鼻からの方が楽ですね~。しゃべれますし。鼻から喉にかけて、液体で麻酔をかけるので、痛くないですしね。私は、のど辺りにちょっと違和感があるぐらいでした。

おかげで、モニターがよく見れて、なかなか興味深かったです。

あんなにひだがあるんだ~とか。

 

夜に鼻血がちょっと出たり、次の日、ちょっとおなか辺りがチクチクしたりしましたが、特に問題なさそうです。

 

胃カメラの最中、介助の先生が、ずっと腕に手をかけていてくれて、呼吸に関してなどの指示を出してくれて、心強かったです。もっとも、私はヘイチャラだったので、「介助者いらないね~」なんて言われていましたけれども、やはり、誰かが、手をかけていてくれると、安心できるものですね。

 

実は、初めての経験ということで、始まる前から、ちょっとワクワクしていたのですが、私の前にも2人胃カメラをされた方々がいて、その方々は、ちょっといろいろ問題があったようなので、少しドキドキしていました。個人医院ですし、麻酔がかかるのを待ちつつ、ベットで寝そべっていた(半分は寝ていた)部屋から、検査室はカーテン越しなので、声は聞こえるのですよね。

でも、私は問題なしで本当に良かった!

そして、これで胃がん検診からも解放されるとよいなぁ。

 

口からの胃カメラの時も思ったのだけれども、こういう時に踊り手であることが役に立つ。踊り手って、意識して、ある特定の場所の力を抜いてリラックスすることができるのですよね。そういう訓練を積んできていますし。精神もコントロールできますし。

なので、怖がらずに、身体の力を抜いて、ゆっくり呼吸するのはお手の物。

そして、力が抜けていれば、胃カメラは苦痛でもないと思うのだけれども…。

ただ、他の人になったことがないので、これは何とも言えませんね!いろんな要因で苦しい人は苦しいのかも。

 

今回の診察で、もう一つ嬉しいことが!

実は、糖質は減らしていても、おなか一杯食べすぎだなぁと以前から思っており、空腹の時間を増やした方が、健康に良いに違いないと思っていたのですよね。

でも、断食をやる根性もないし…。

それで、出会ったのが、朝は、しぼりたてニンジンリンゴジュースをコップ2~3杯飲むだけという方法。それも、ジューサーで絞り、搾りかすは捨てる(というか、その時に摂取しない。)

私は、レモン汁と自然塩を少々加えて飲んでいます。

おいしい

とはいえ、ニンジンリンゴジュースは結構糖質たっぷりですから、私にとっては「かけ」でした。ジュースは血糖値が一気に跳ね上がる可能性があり、糖尿病患者には御法度ですから。以前は自分で血糖値をはかっていろいろ実験していましたけれども、今は、血糖値をはかるキットも買っていないので、手元になく。

それで、朝食(ジュース)の後、いつものように30分ぐらい散歩。私の経験からはさっさと歩く散歩が一番手っ取り早く血糖値が下がる。

午前中は間食はせずに、おなかがすいたら、ハチミツ入り生ショウガ紅茶を飲むぐらい。

 

あとはこれまでと同じだけれども、いろんな意味で体調がよくなってきたような気がしていた。

そして、体重も減少してきていた。私は太ってはいませんが、20代の時に比べれば、体重がまあまあ増えているので、やはりこれまで食べすぎだったのかなぁと思っていました。

 

ただ、体重は、糖尿病がひどくなっても減少するので、どっちかなぁと思っていたのです。

でも、今回、病院でHbA1c値をはかると、なんと正常値範囲まで一気に落ちてるではありませんか!

ちょっとびっくりでしたが、うれしかったです。

 

先生には「そんなに頑張らなくてよろしい」と言われましたが。

 

血糖値って、下げすぎると弊害もあるのですよね…。

 

ニンジンリンゴジュースすごい!と思いましたが、考えてみれば、ここ2~3か月、2週間おきぐらいに、気功の達人の先生のところへ整体に通っているので、そちらも影響しているのかもですね。

これがすごくて、踊っていると、ものすごいからだの変化を感じていて、踊りやすくなっています。重心が全然違う。

全く宣伝していないので、知る人ぞ知る整体院ですが、たまたま、かなり遠方の友人に紹介してもらったのです。そうしたら、うちのすぐ近くでびっくりしました。

 

良い先生たちとの出会いがあり、幸せです。

 

人との出会いもだけれども、病気との出会いも、起こるべき時に、起こるべきことが起きたんだなぁと感じる今日この頃。よくできています。

 

読んでくださってありがとうございました。

あなたにとって素敵な1日となりますように!

 

<今日の植物(庭の植物たち)>

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クレマチス・ドクターラッペルの再開花 2020年8月26日」photo by Kaori