香りの舞い ~流れる水のように 燃える火のように 静かな大地のように 自由な風のように~

ジャワ舞踊やガムラン音楽に関すること、日々の気付きや学び、海外生活で見聞したこと、大好きな植物や動物に関してなどを、私が感じたことを気ままに、ゆるゆると書いていきます

家で楽しむ(2)~オンラインで交流/練習など

このブログにご訪問いただきありがとうございます。

 

まだまだ暑い日が続きますね。

それでも、夕暮れ時には、かすかに秋の気配を感じます。

 

さて、コロナの影響で、まだまだ制限が多く、なかなか出かけられませんね…。

 

私もジャワへ仕事に行くこともできず、日本で在宅で遠隔でその分の仕事をしています。なかなか煩雑…。その場にいれば、すぐに終わることに、多大な時間がかかったりしています。会議もZoomで…。それはそれで便利な面もあるのですけれどもね。

そして、仲間たちとのジャワ舞踊の練習のために、東京や大阪へ行くこともなく、ほとんど家にこもっております。

 

その間、5月初めに、父が転んで骨折し、手術して2か月入院したり、その関係で、家のトイレやお風呂をリフォームすることになったり、いろいろバタバタしておりました。

父の入院中は、コロナの関係で、お見舞いはできず、基本的に家族が必要なものの受け渡しのための15分間の訪問しか許されていませんでした。(それでも、厳しくはなかったので、30分は訪問していたと思いますが…。)

制限があったので、ある意味、楽でしたが、父も退屈だろうと、できる限り毎日訪問するようにしていました。ただ、毎日のことだと、最後の方はやはり疲れましたね。毎日看病などをされている方々は、本当に大変だなぁと思います。

幸い、父は退院時には、普通に日常生活を送れるまで回復してくれたので、助かっています。

そして、きれいになったトイレやお風呂がラッキーです!

最近のお風呂って、こんなに便利なのですね~。体を温めて、免疫力アップにつなげようと、暑くても、15分ぐらいはお風呂につかるようにしています。

そして、お風呂にゆっくり入れるのは、やはり日本ならではだなぁと、幸せを感じます。アメリカ、中国、インドネシアと長期滞在の経験がありますが、やはり、お風呂にゆっくり入ることは、ほとんどなかったと思います。特にインドネシアだと、暑いので水浴びですしね。私はどんなに暑くても水浴びが苦手で、いつも、やかんでお湯を沸かし、水に混ぜて、温かいお湯にして浴びていました。

 

1月の終わりにジャワから帰ってきたとき、もうコロナのことが騒ぎになり始めていたのですが、3月初めに、仕事で再渡航を予定していたのが、止められてキャンセルになり、この後、この状況でやれることをやろうと、いろいろトライしてきました。

 

こういう状況じゃないと、やろうとも思わないこと、または、一緒にやろうと思う人もいないことも結構あることに気づきました。

 

一番初めにまず私がやろうとしたことは、ジャワの先生とのガムランの練習。

これができたら、楽しいだろうなと思い…。

これは、ちょっと無理でしたね~。音はどうしても遅れてしまう。

最近では、合奏アプリも出ているようですが、ちょっとジャワとの間では無理そう。ジャワでは、一般的にネットの通信速度が遅いですし、一般家庭でインターネット環境があるところはまだ少ないと思います。みんな、家では携帯電話のデータ通信を使っています。そんなわけで、合奏は断念…。残念~!

合奏じゃなければよいのかもしれませんが、ガムランは合奏してなんぼの面もあるので…。私は、ある程度のレベルまで達したら、一緒に演奏することによって学んできたのですよね。相手が曲をどう解釈して演奏しているかによって、お互いに演奏法も違ってきますし…。ジャワガムランはそんなとても柔軟な音楽なのです。

一人で演奏して、それを聞いてもらうという形なら何とかなるかもしれませんが。

後は、楽器の音を雑音と判断されて、楽器によっては、音がきれいに出なかったり、音が大きくなったり小さくなったりして。なので、リアルな音が伝わるように、使っているアプリの設定も必要になります。

 

それにしても、リアルタイムでネット上で合奏ができないのは残念。

何か解決方法ないですかね~。

とりあえず、一人で地道に練習していますけれども…。

 

次に始めたのは、Zoomを使ってのジャワ舞踊練習会。

ガムラン音楽を使うので、みんなにきれいに聞こえるように、最初は音の設定に手間取りましたが、舞踊練習なら、動きが多少ずれていても、それほど気にならない。複数人で踊る曲は場所の移動の感覚がつかみにくかったり、全員がすべての踊りを覚えているわけではないので、覚えている人を見て踊るのも、画面だと見にくかったり、様々な面でのやりにくさなどいろいろ問題はありますが、でも、一緒に練習するのは不可能ではない。

確か4月から始めて、最初は、2人で何度か試して試行錯誤の後、もう少し多くの方々をお誘いしてやっています。週に2回、3時間ほど…。いろんなことが慣れてきました。

一人でも練習していたのですけれども、やはり仲間がいると、がぜんやる気が出る。

舞踊は場を清める、ひいては世界を清める意味もあると考えているので、祈りを込めて、楽しみながら踊っています。

 

今は、1回の練習、4~6人ぐらいで練習することが多いでしょうか。

緊急事態宣言が出ていたころに比べたら、皆さん、忙しくなって、なかなか参加していただけない方々もいらっしゃいますけれども、まだ、こうして、参加して一緒に踊ってくださる方々がいること、とてもありがたいです。合間のおしゃべりも楽しいですし。おこがましくも、私がジャワでの長い滞在経験から学んだことを、分かち合っていけるのも、うれしい。そして、参加してくださる方々からも、私は多くを学んでいます。

そしてなんと、ジャワにいる先生も、結構頻繁にご参加くださって、私たちが踊るのを見ていて、いろいろアドバイスをくださるのです。こういう交流もジャワにいてもできることではないので、とても嬉しいです。

 

でも、コロナ前だったら、こうして、オンラインで一緒に練習しようというアイデアも湧いてこなかったでしょうし、お誘いしても、それにのってくれる方も少なかったのではないかと思います。

ですので、こうして可能性が広がって、地方都市に住む私には、ありがたいかぎり。ジャワ舞踊を踊る人は、ほぼ東京や大阪近辺に集中していて、私の周りにないないので。

 

コロナの影響で大変なことも多いですけれども、悪いことばかりじゃないなと思います。

いろいろ無理の多い社会であることも露呈してきたように思いますし、もっと、気持ちよい社会に変わるきっかけになるとよいなぁと思います。

 

そして、コミュニケーションに関しても、いろんな可能性が広がってきているように思いますし、どんどん広がっていくでしょう。

オンラインのコミュニケーションもある意味、もっとその人が近く感じられることも多いです。

 

起きることはやはりすべて意味があるし、起きることしか起きないので、たまに、くさくさすることはあっても、それはそれで受け入れて、今を楽しむしかないなぁと思いながら、今を楽しんでいます。たまには、自粛も飽き飽きしてきますけどね。適当に発散しつつ。

でも、今があることのありがたさ、日々感じています。

 

なんだか、散文風にだらだらと書いてしまいましたね。

書くことで、私も心の整理がつく部分もあるなぁと思います。

 

今回はこんなところで。

 

読んでくださってありがとうございました。

あなたにとって素敵な1日となりますように!

 

 

<家の植物(ベランダの植物)>

 

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「カトレア・ミニパープル・セルレアの開花 2020年9月2日」photo by Kaori