いつも読んでくださってありがとうございます。
今日は、宣伝です。
11月18日(日)、東京都北区の北とぴあにて、「北とぴあ国際音楽祭2018」参加公演として、ジャワ舞踊とガムラン公演「百花繚乱ージャワ島の音楽と舞踊」を行います。詳細は、以下のサイトからもご確認いただけます。
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私は、ブドヨ・ブダマディウンという、女性7人で踊る舞踊に参加します。中部ジャワ、スラカルタのマンクヌガラン王宮に伝わる舞踊です。
ブドヨについては、また別の記事に詳しく書きたいと思いますが、ジャワの王家にとっては、とても重要な意味を持つ、「重い」舞踊です。この舞踊を日本で踊らせていただくにあたって、マンクヌガランの王家の方々にもご協力いただき、王様(マンクヌゴロ9世)から許可をいただけたのです。とてもありがたいことです。
ブドヨは、踊り手の人数が多いですし、ジャワ舞踊人口のとても少ない日本では、公演が難しいと思われていました。でも、踊り手も演奏者も、長い年月、研鑽を積み重ねて、この舞踊が日本でできること、とても感慨深いです。私にとっては、夢のひとつが叶います。
以前、この舞踊の衣装について、このブログにも書きました。
ジャワ舞踊の衣装(1) - 香りの舞い ~流れる水のように 燃える火のように 静かな大地のように 自由な風のように~
そして、7月に靖国神社でも奉納させていただきました。
靖国神社みたままつり、ジャワ舞踊奉納 - 香りの舞い ~流れる水のように 燃える火のように 静かな大地のように 自由な風のように~
靖国神社では、録音を使っての上演でしたが、北とぴあでは、ガムラングループ・ランバンサリによる生演奏です。
やはり、生演奏だと、全く違います。それも、とても楽しみ。多くの人に是非見ていただければと思います。
ジャワに住んでいた時、幸運にも私は、2013年に、マンクヌガラン王宮の大プンドポで、生演奏でこの舞踊を踊らせていただきました。それも最も責任が重いとされるパートで。よくも外国人の私に、王宮の重要なイベントで踊らせてくれただけでなく、その重要なパートを任せてくれたものだと思います。マンクヌガラン王宮のオープンさに感謝です。本当に素晴らしい経験をさせていただきました。マンクヌガラン王宮で、何度も何度も、先生方やジャワ人の先輩たち、後輩たちと一緒に練習させてもらいました。何も考えなくても踊れるぐらい、踊りこんだと思います。この踊りを初めて学んだのは、2003年か2004年の事だったと思いますが、特に2011年からの5年間は、この舞踊を、マンクヌガラン王宮で本当によく練習しました。40分の長い演目ですが、多い時は週に2~3回練習したかも。その機会と仲間があったのが、私にとってはとても幸運でした。ジャワで長い間培われ、受け継がれてきた感覚が、しっかり私の中に入っています。その経験が、今回の日本での公演につながってきていると思います。2016年に日本に帰ってきて、東京でブドヨ・ブダマディウンの舞踊練習を始めて2年。みんなで協力して、ここまでやってこれたと思います。一緒に練習するほど、心がつながってきたと感じます。違う個性がひとつになるのを感じます。とても気持ちの良い感覚です。そして、ジャワでジャワ芸能を学んだ日本人の先人の方々が道筋をつけておいてくれたからこそ、この公演が可能になったと、感謝でいっぱいです。そして、是非、次へ、次世代へと繋いでいきたいです。
私たちを受け入れ、指導し、一緒に練習してくれたジャワの方々、この公演にご尽力いただいたジャワと日本の方々への感謝を込めて踊りたいです。
今回の公演は、ジャワから素晴らしいゲストも!ダルヨノさんです。
ジャワの王宮舞踊だけではなく、リアントさんのバニュマス地方の楽しい舞踊もありますよ。
そして、ガムランを使った現代曲も。ゲストの植川さんも素晴らしい。
演奏は、いつも現地の人にも負けないぐらい素晴らしい演奏をしてくださる、ランバンサリです。
langenbeksasakura | ランバンサリ(ガムラン演奏)
他にも、ゲストの演奏者の方々も入ってくださいます。
ブドヨ・ブダマディウンを踊るのは、ラングン・ブクソ・さくら
langenbeksasakura | ラングン・ブクソ・さくら
ジャワのマンクヌガラン王宮で研鑽を積んできたメンバーです。
私たちの渾身の舞台、魂の舞台を是非見にいらしてください。お待ちしています。
チケットは、以下から、お求めいただけます。
よろしくお願いいたします。
読んでくださってありがとうございました。
あなたにとって素敵な一日となりますように。